【記事監修】厚生労働省認定 一級葬祭ディレクター/中原優仁 |
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岸和田市で永代供養をお考えの方へ
葬儀が終わり49日法要を済ませた後、遺骨を供養しなければなりません。岸和田市において昨今よりお墓を購入しない方や墓じまいを行う方が増加傾向にあります。
こちらでは岸和田市の方が永代供養をする場合どこがいいのか?についてご案内いたします。
遺骨の供養方法はさまざま!
葬儀が終わり49日法要が終わればいよいよ納骨となります。納骨方法は「お墓に納める」「永代供養する」「海洋散骨する」「樹木葬をする」などさまざまです。
関西地方では小さいお骨壺(本骨壺)と大きいお骨壺(胴骨壺)に分けて骨上げを行い、大きい方はお墓へ小さい方は寺院などで永代供養を行うことが一般的です。
岸和田市では昨今よりお墓を持たない方や墓じまい(改装)をする方が増加傾向にあります。理由としては核家族の増加であったり、お墓を維持する者がいないなどが背景にあり永代供養をする方が多かったりします。
また、樹木葬や遺骨を海に撒く海洋散骨も流行していたりします。どちらも宗教に関係なく行えますが、仏教を信仰している方は寺院に永代供養するという方が多いです。
「永代供養をしたいのですがどこがいいの?」という相談がよくありますのでご紹介したいと思います。
永代供養はこんな方にオススメ!
お墓を持たない方にオススメです。お墓を購入せず、もしくは墓じまいを考えている方などが永代供養に出されるケースが多いです。
岸和田市はもちろん関西地方では分骨文化があり、仏壇やお墓があり今後管理をしていく者がいればお墓と永代供養墓に分けて納骨を行うのですが、例えば地元を離れ遠方に住んでいたり、お子様がいない場合、お子様がいても娘様しかいない場合などはお墓を管理していくことが難しくなります。このような場合は永代供養することで寺院などに安心して任せることができます。
岸和田市の方が永代供養をする場合どこに納骨すればいい?
檀那寺で永代供養をする
付き合いのある寺院があり将来的にお墓を管理する者がいなくなる場合は檀那寺でも永代供養を行ってくれますので相談しましょう。
注意点としては少し費用が高いということと、場合によっては年間を通して管理費が必要なケースもありますので確認が必要です。
宗教の本山にて
浄土真宗であれば「大谷本廟(おおたにほんびょう)」や「大谷祖廟(おおたにそびょう)」へ、真言宗であれば高野山でといったように宗旨ごとの本山で永代供養をする方も多かったりします。
寺院からの紹介状を書いてもらわないといけないケースや人気であるため予約や事前に問い合わせを行う必要がある場合が多いため飛び込みで行くことは避けておきましょう。
本山で永代供養をしたい場合、檀那寺があれば住職に寺院との付き合いがない場合は葬儀社に相談すればよいです。
人気がある一心寺
昨今より人気なのが一心寺(いっしんじ)です。
大阪市内(天王寺)にあり浄土宗の寺院ではありますがさまざまな宗派を受け入れてくれます。人気過ぎて遺骨の受け入れ制限ができましたが、小さい骨壺(本骨壺)であれば納骨が可能です。
岸和田市からは少し離れているのですが岸和田市民からも非常に人気な寺院になります。
桃の郷霊園
岸和田市にある桃の郷霊園(もものさとれいえん)でも永代供養・納骨が行えます。大きい骨壺(胴骨壺)も納めることができますし宗教・宗派も不問です。5万円という費用なのでコストパフォーマンスは高いと思います。
大阪府箕面市の「青龍寺」の別院にもなっていますので、定期的にお坊さんが来て供養をおこなってくれます。
すいどう道沿いにあり車がないとアクセスしにくい場所ではありますが、岸和田市在住であればいつでも気軽にお参りができますのでオススメです。
住所 | 大阪府岸和田市三田町1620-2 |
奥水間霊園
貝塚市の水間にある霊園です。20,000円~永代供養ができ、胴骨壺を納めることが可能です。合祀墓と個々に納骨できる墓地もあり管理費などは不要です。
泉南市にある真言宗の「長慶寺」が管理しており定期的にお参りに来てくれます。こちらも宗教・宗派問わず受付が可能です。少し山奥にあるため車がないと不便な番所ではありますが自然豊かで落ち着いた場所になります。
住所 | 大阪府貝塚市蕎原字丸山1469番地 |
四天王寺も人気!
一心寺から徒歩10分、車で5分程度の場所にある四天王寺(してんのうじ)さんも人気があります。
特に注目すべき点は納骨費用が安いということと、大きい方も受付しております。納骨費用と永代供養料は別ですが納骨だけであれば1霊で15,000円となっており、小さい方と大きい方両方でもその金額です。
永代供養の費用 | |
月牌 100,000円 | 毎月お経をあげてくれます。 |
日牌 200,000円 | 毎日お経をあげてくれます。 |
個々に 300,000円 | 四天王寺で永代供養用の位牌を作成し、個人ごとに供養してくれます。 |
住所 | 大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18 |
永代供養をする場合のメリット・デメリット
メリットは上記にも記述していますが、寺院で供養を行ってくれるため管理が非常に楽です。そしてお墓を見ていく人がいない場合では誰もお参りに行けず放置されたりするのですが、そのような心配はいりません。
また費用面ではお墓を購入し管理していくことに比べると大幅に費用を抑えることができます。
個々の供養に比べ合祀墓の方がデメリットが多い!
永代供養でも合祀墓に比べ個々のスペースを設けたロッカータイプやお墓のようなタイプの方が圧倒的に費用が高いです。費用面では合祀墓の方がメリットが大きいといえます。
しかし合祀墓であれば永代供養のために納骨した遺骨は他の遺骨と混じり合っているため絶対に戻ってきません。納骨した後に「やっぱりお墓に・・・・」となっても不可能です。
個々に永代供養を行っているいのであれば「お墓に移そう」となった場合、遺骨が戻って来るケースもあります。また、合祀墓であれば他人との遺骨と一緒になっているためお参りに行っても個々のタイプに比べ実感がわかないケースもあります。
そこは施主が気にするかしないかの問題なので家族で話し合い決めればよいです。費用面も含め今後のことをよく考えて決めるとよいでしょう。
親戚に伝えておきましょう!
特に地元に長く住まれている方は墓じまいや永代供養をする場合、周りの親戚にも伝えておくことがよいといえます。自由なのですが地方では地元ならではの風習などがあったりします。
トラブルに発展する可能性もゼロではないので声を掛けておくことをオススメします。
小さいお骨壺のみでお骨上げがオススメ!
お墓があり今後も管理していくなら大小に分骨してもよいですが、お墓を持たない・墓じまいをするという方は小さい方の遺骨壺だけに納める方がよいです。
寺院や霊園によっては大きい方の骨壺は費用が高かったり受付していないケースもあります。しかし小さい方であれば比較的低価格かつほとんどの場所で納骨が可能です。
家族間・親戚間でしっかりと話し合って決めましょう。
岸和田市で永代供養まとめ
こちらでは岸和田市の方が永代供養を行う場合、どこがいいのか?また費用や霊園などの詳細についてご紹介いたしました。永代供養はお墓の管理をしていく者が墓じまいをする場合やお墓の購入を考えていない場合に行うことが一般的です。
岸和田市では檀那寺・宗教ごとの本山・一心寺や四天王寺・桃の郷霊園・奥水間霊園などが人気であったりします。それぞれにメリットやデメリットはあります。永代供養は寺院が供養してくれるのですが、お盆や彼岸・周忌などには遺族でお参りに行くことがよいといえますので、個人的にはいつでもお参りに行ける近場がよいと感じます。
また、家族間で話し合うことはもちろん、故人の親戚にも伝えておいたほうがよいです。
公開日 2024年9月6日|最終更新日 2024年9月6日