エホバの証人のお葬式

新世界訳聖書には愛する人の死を悼むのは自然なことであり、「復活の希望」「死の別れは永遠の別れではない」とされているため仏教や神式・キリスト教など他宗教のように葬儀式は行わず火葬のみを行います。火葬が終わり、後日王国会館などで「追悼式」を行うことが一般的です。
- 通夜式や葬儀告別式
- 改まった納棺の儀式
- 焼香や献花
- 骨上げ
- 法要
など、儀式じみたことを行う必要はありません。
遺影写真や祭壇に生花を飾る必要もございませんが、生前にお花が好きだった方やお花を育てていた方などは、普段の生活と同様という意味で飾る方もいらっしゃいます。また、通夜式振舞いや精進揚げなどは行いませんが「会食」という形で食事を行う場合がありますが。その際はグラスをカチンと合わせたり、「献杯」や「乾杯」の言葉は唱和しません。
葬儀の場所について
お葬式を行う場合「故人様の自宅」「最寄りの王国会館」「葬儀社の会館」で行います。
とあるように、集まって火葬までの時間を過ごすだけなのか、お葬式をするのかは相談して決めましょう。
遺族がエホバの証人でない場合のお葬式
例えばエホバの証人ではない配偶者が逝去された場合は無宗教形式でお葬式が行われるケースもあったりします。「聖書と調和しないと感じる宗教儀式に加わることはありません。(jw.orgより)」とありますが、儀式とせず慰めの場として故人の友人や知人・親戚などの参列者を呼びお別れを行います。
無宗教形式であり、儀式をしない慰めの場ということからエホバの証人も駆けつけることも多かったりします。
とあることから、エホバの証人ではない身内が万が一余命宣告などを通達された場合は家族でよく話し合ってお葬式の形式を決めることが大切だといえます。
死後の処置や納棺
衛生面を考慮し故人様の身体の保護のためドライアイスをあてがう必要があります。体液などが漏出していれば適切な処置を施します。
納棺の際は着替えなど行わないケースが多いのですが、病院のパジャマがシワシワで汚れているという場合、よく着用していた服装に着替えさせることもあります。亡くなったから着替えさせるという考えではなく「普段からそんな服は着ないので普段通りに」という考えです。
参列時の服装について
エホバの証人の葬儀では基本的に喪服を着用しませんが、他宗教を信仰されている一般の参列者であれば喪服の着用は問題ありません。
一般参列者でエホバの証人に対して宗教的な知識があれば男性の場合、紺系やグレー系などのダークスーツ(略礼服)での参列が望ましいです。女性であれば、ブラックフォーマル以外の紺系やグレー系などの地味な色合いでシンプルなデザインのワンピース・スーツなどがよいでしょう。
香典について
エホバの証人同士では「香奠」や「御霊前」を渡したりしません。また、「お花料」や「献花料」はキリスト教での表書きになるため、こちらも避けましょう。エホバの証人では無い一般の参列者の方で「生前に故人に大変お世話になったのでどうしても渡したい」という場合は、無地の封筒に名前を記入し渡すことがよいです。
弔電や供花について
会社関係や友人・知人の方でどうしても「弔電」や「供花」を送りたいという方もいらっしゃいます。受け取ってくれる場合も多いのですが、心配な場合は事前に送りたい旨を遺族に伝えておくことが無難です。また、弔電を拝読したり、供花に名札を掲げたりはしません。
お骨上げ・遺骨について
遺骨や遺灰をお墓や決まった場所へと納骨する必要が無く、基本的にはお骨上げは行いませんが事情があり収骨されるケースもあります。
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お葬式・火葬の流れ
ご逝去された場合、当社へをお電話を下さい。24時間365日スタッフが待機しています。早朝・真夜中でも対応可能です。

寝台霊柩車にて病院や施設へとお迎えに参ります。ご自宅や葬儀会館・王国会館など、ご希望の安置場所へと搬送させて頂きます。

ご安置させて頂きご遺体の処置を行います。季節に関わらずドライアイスを故人様にあてがいます。

打ち合わせにて、納棺や出棺の日時・骨上げ(収骨)の有無を決めて頂きます。亡くなられて24時間が経過すると火葬が行えます。役所への手続きは当社が代行いたします。

出棺日当日に、自宅や会館へとお伺いし出棺の準備を行います。エホバの証人の葬儀では、お花を納めたりなどは基本的に行わないことが多いのですが中にはお花を納められる方もいらっしゃいます。

火葬が終了しましたら、予定は終了です。都合の良い日時がありましたら、その日にご集金にまいります。