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葬儀の後

大阪で永代供養をするなら一心寺がオススメ!?納骨方法や費用について詳しくご紹介いたします。

一級葬祭ディレクター/中原優仁【記事監修】厚生労働省認定
一級葬祭ディレクター/中原優仁

実際に一心寺で納骨・永代供養をしている私が解説いたします。

西日本では遺骨を小さい本骨壺には喉仏を、大きい胴骨壺には足から頭の遺骨をまんべんなく骨壺に納め分骨することが一般的です。

葬儀後にお墓を持っている方は胴骨壺をお墓に納め、小さい方は宗旨ごとの本山に納めるケースが多かったりします。例えば浄土真宗であれば大谷本廟(おおたにほんびょう)や大谷祖廟(おおたにそびょう)へ、真言宗であれば高野山へ、浄土宗であれば知恩院へなどなど。

大阪では昨今よりお墓を購入しない方や墓じまいする方が増加しており永代供養をする方が多く、今後においてはどんどんと増加していくだろうと予測できます。

そして大阪では納骨や永代供養を行うなら「一心寺(いっしんじ)へ」という声をお客様から非常に多く耳にします。

永代供養する場所の決め方はインターネットで調べたり、親戚や知人に聞いてその場所に決めたり、永代供養では大阪府で一番有名な浄土宗の寺院「一心寺(いっしんじ)」に永代供養に出す方が多いです。

こちらでは実際に一心寺に納骨と永代供養をしている私が詳細や費用、メリット・デメリットなどをご紹介いたします。

納骨と永代供養の違いについて簡単に解説

永代供養についてはコチラでも記述していますが、簡単にいうと永代(長い年月)に渡って寺院が供養してくれることをいい、命日などにお経を読んでくれます。

納骨は遺骨を納骨堂やお墓などに納める行為であり納骨=永代供養であはありません。

永代供養する際は合祀墓(ごうしぼ)と個々で納骨をする施設の二種類があり、合祀墓はさまざまな人と同じ納骨堂やスペースに納骨しますが個々の場合はロッカー形式など一人に対して一つのスペースが確保されている場所に納骨を行います。

一心寺では合祀墓が基本となり同じ納骨堂に遺骨が納められています。

一心寺の詳細について

読み方は「いっしんじ」です。

大阪では永代供養といえば「一心寺」というくらい名前が広まっており大阪府で有名な寺院であります。また一心寺の近くの四天王寺という寺院も有名で同じく納骨や永代供養を行えます。

浄土宗の寺院でありますがさまざまな宗教の方の納骨を受け付けています。仏教や神道・キリスト教の方も問題ないのですが納骨できない宗派もあるようで、創価学会の納骨を断っているようです。理由は分かりませんが一心寺自体は浄土宗であり創価学会は「何妙法蓮華経」を主としてお経をあげます。何かしらのトラブルがあったのだと思います。

葬儀の打ち合わせの際、遺骨壺の説明も行いますが「一心寺に納めたい」「先祖が一心寺に入っている」という声も非常に多く、大阪では非常に人気なスポットなんだと感じています。

私自身も義父の遺骨を一心寺で永代供養しており年に数回程度お参りに行っております。

一心寺では遺骨の受け入れ制限があります

一心寺受け入れ制限

元々大きいお骨壺(胴骨壺)も納骨できたのですが一2021年の令和3年1月1日より納骨の受け入れ制限がかかっており小さい骨壺(本骨壺)のみの受付になっています。

大きい遺骨壺は納骨できませんのでご注意ください。

一心寺の納骨費用・永代供養料について

数年前までは本骨壺を納めるのに10,000円・15,000円・20,000円という費用でしたが、2022年(令和4年)4月1日より現在では20,000円・30,000円・50,000円と大幅に値上がりしており、物価高なのか人気がありすぎてビジネスに走っているのかは定かではありません。

金額の違いは御布施となるため気持ちによるものになります。上記の費用は納骨のみの費用なので永代供養を行ってくれるわけではありません。

永代供養も10万円から現在では20万円~と値上がりしております。年1回の命日には供養をしてくれるようで33回忌で切り上げとなります。永代供養も20万円~となりますのでそれ以上御布施を納めることも可能でありお客様の自由です。

永代供養をするなら納骨費用2万円+永代供養費用20万円となり総合計が最低22万円必要になります。

遺骨は骨仏に

一心寺の納骨堂では10年分の遺骨を一まとめにして創られた「骨佛(こつぼとけ)」が8体祀られております。本堂の左側に阿弥陀さんが祀られていますが納骨の数が多すぎるので遺骨のほとんどは処分しており実際に故人の遺骨が混じっているのかは定かではありません

一心寺へのアクセス

営業時間年中無休【午前9時~午後4時】
住所〒543-0062 大阪市天王寺区逢阪2丁目8-69
電話番号06-6711-0444

アクセスはしやすいのですが隣接の駐車場が競争率高いです。特にお盆お彼岸などは駐車場を巡って渋滞していたりします。しかし特にイベントの無い平日は非常にすいているケースがありますので、そこを狙ってお参りに行くのもよいかもしれません。

隣接駐車場は15分200円ですが、イベント時期になると500円になっていたりします。ですのでお盆や彼岸・正月などイベント時は少し離れた場所に駐車をし歩いてお参りすることがオススメです。

一心寺で納骨する際に必要なもの

一心寺に関わらず、お墓や霊園などでも必要になります。

  • 遺骨・遺灰
  • 火葬(埋葬)許可証(証明書)

となります。印鑑は不要ですが書類のコピーでは受付はしてくれませんのでご注意を。火葬後に斎場から渡される書類の原本を持参しましょう!

受付の方法

受付は簡単です。寺務所では数人の受付係がいますので、納骨だけか永代供養をするのかを伝え用紙に記入します。数分から数十分で手続きを行ってくれますので係りの案内に従えばよいです。その後本堂へと進み順番にお経をあげてくれます。

一心寺に永代供養をするメリット・デメリット

一心寺さんに納骨や永代供養をする場合のメリットデメリットをご紹介します。

メリットについて

お墓を持つ予定がない方にはオススメ
お墓を持たない方にはオススメです。一心寺では毎日多数の参拝客がおり毎日お坊さんがお経をあげています。お金を払わないと個人ごとにお経をあげてくれませんが、にぎわいがあり供養はしっかりと行われています。
お墓とは違い管理費がかからない
年間の管理費など一切かかりません。納骨だけなら最低2万円、永代供養であれば最低20万円で供養を行えます。
宗教・宗派問わず供養してくれる
創価学会だけはダメなようですが、仏教・神道・キリスト教でも納骨が可能です。
ハガキが届く!
一心寺で永代供養をすれば命日前にハガキを送ってくれます。命日の前に送ってくれますので他の親戚との予定が立てやすかったりします。命日などを忘れていてもハガキで思い出すことができます。しかし納骨のみであればハガキは届きませんので自分達で命日やイベントごとを把握しておかないといけません。

デメリットについて

納骨後は遺骨の返還はない
一心寺で納骨すると遺骨の返還などは不可能です。お墓であれば個々に遺骨が分かれていますが合同の納骨スペースに納められるので「やっぱり違う所に・・・」ということは不可能です。
どこに遺骨を納められているのかは不明
一見本堂や一心寺内に納められているように感じますが、遺骨がどこに納められているのかは不明です。遺骨の埋葬場所を明確にしたい場合は個々の遺骨を永代供養している寺院などで永代供養をすることがよいかもしれません。
ちゃんと供養してくれているか不安
いざ20万円を支払って永代供養をしてくれているのか?については信用問題になります。しかし一心寺ではそこまでの心配がないように感じます。
事前申し込みやネット予約はできない!
一心寺では当日寺務所での受付のみです。実際に行かないと永代供養や納骨の申し込みはできず、もちろん遺骨を郵送しての供養はできません。

一心寺で永代供養をするのにはメリットもありますがデメリットもあります。大阪市内在住の方は近くて便利ですがそれ以外の方は少し距離があるため年を重ねるごとにお参りに行くことが億劫になるケースもあります。

永代供養を地元の寺院で行うとなると費用が全然違ったりしますが、近いということでいつでもお参りに行けますよね。若いうちであれば一心寺は大阪市内天王寺であるためお参りのあとに買い物やグルメを楽しむというような方法もありますが、歳を重ねるとそうでないケースも多いと思います。

人が賑わい毎日お経をあげているので故人様が寂しいおもいをすることはないと思いますが、定期的にお参りに行くというのであれば住んでいる地域の寺院に永代供養をお願いするのありかもしれません。

私は岸和田市在住ですが定期的に一心寺にお参りに行っています。しかし車で一時間かかるのでこの先を考えると近い所で永代供養をすれば良かったと思う反面、滅多に大阪市内には出向かないのでお参りの帰りに買い物やグルメをすることが楽しみであったりします。

改葬しての納骨はダメらしい

一心寺では墓じまいを行う際の遺骨の受け入れはNGのようです。

改葬納骨はお受けできません

  • 「墓地墓じまい・墓出し」、「各種納骨施設からの移転」等の納骨は、できません
  • したがって改葬受入証明は発行できません

引用元:一心寺HP

現在お墓がありお墓を撤収して遺骨をどこかに・・・という方については納骨を受け付けていないようなので確認が必要だと言えます。

お参り当日の服装

一心寺では多くの参詣・参拝客がいらっしゃいますが、服装は皆様さまざまです。

  • 喪服の方
  • キレイ目な普段着
  • スーツ姿
  • ジャージ姿

など、人によって違います。参詣・参拝するタイミングは自由ですから、法要後の納骨であれば必然的に喪服になりますし、仕事帰りでは背広、運動の途中であればジャージ姿になるといえます。年間を通してお参りに行きますがカジュアルな普段着の方も非常に多いです。

ですので服装を気にする必要は全くありません。法事後であればそのままの服装(喪服など)で、普段のお参りであれば私服でも全く問題ないです。

お参りの仕方について

一心寺には正門と北門から入れます。隣接駐車場やあべのハルカスの方から上がって来る場合は北門から入る方が時間を短縮できます。

どちらも階段を上がると寺務所がありますので個人ごとの供養をするのであれば受付で塔婆に戒名や法名・命日などを書いてもらい本堂に進みます。

一心寺 落雁

土日やイベント時は混んでいますので順番待ちをしお坊さんが案内してくれたらお経をあげてくれ焼香をして退席です。その際「落雁(らくがん)」と呼ばれる砂糖菓子をもらえます。

個人ごとのお参りを希望しない場合は本堂以外にもお堂がいくつかあるのでお賽銭を入れお参りするとよいでしょう。線香やロウソクを販売しており三十円から購入できます。

断酒祈願もできます。

一心寺 断酒祈願

本多出雲守忠朝は、徳川家康公四天王の一人といわれた本多忠勝の第ニ子で、関ヶ原の合戦に武功をあげ大多喜五万石に封ぜられていましたが酒を過したため大坂夏の陣(1615年)において討ち死にしました。死に臨んで深く酒弊を悔い死後は酒のために身を誤るものを助けんと誓って瞑目したと伝えられています。爾来、酒封じの神として酒に苦しむ当人や家族の多数参拝するところとなり、酒弊の除滅に信を得ています。墓碑周辺のシャモジは参拝者による断酒祈願。墓碑は、元和2年(1616年)に建立されたものです。

引用元:一心寺公式HP

一心寺ではアルコール依存症の方に向けて酒封じの神様に「断酒祈願」を行えるスペースがあります。右のしゃもじが500円で売られており断酒や禁酒に対してのおもいを記述し棚に引っ掛けます。

本当はダメなんでしょうがしゃもじに書かれている文章を見たところ、

  • 今年から酒を断つ!
  • 旦那(嫁)がお酒を辞めれますように
  • 息子(娘)がお酒を辞めれますように

など、自分の意思であったり配偶者や親御さんがお参りに来ていることが分かります。

ぶっちゃけ納骨だけの方がコスパがいいかも!

こんなことを言ってはダメなのですが納骨は2万円、永代供養は20万円が最低の費用です。納骨と永代供養では目に見える部分はハガキが来るか来ないだけです。永代供養では年に1回供養をしてくれるようですが目には見えません。

200,000円を支払って永代供養をした!という気持ちの問題なのですが一心寺では毎日営業時間内に途切れることなくお経をあげており参拝の方も多いので故人様も寂しいおもいはしないと感じています。

永代供養の費用を抑えるのであれば納骨のみで20,000円を納め、定期的にお参りに行くことも一つの方法かもしれません。

永代供養以外の納骨・埋葬方法

永代供養やお墓に納める以外にも供養方法があったりします。

一心寺で永代供養のまとめ

こちらでは一心寺での永代供養についてご紹介いたしました。

年々費用が上がっているのですが非常に人気な寺院でありコスパは悪くありません。墓じまいをした際の遺骨や創価学会の方の受け入れはNGのようですが、それ以外の方は宗教・宗旨問わず納骨や永代供養を行うことができます。

実際に一心寺で私の身内の永代供養をしていますが、メリットは大きいと感じています。遠いから頻繁に行けずイベント時のみのお参りということが私の中でのデメリットですが、滅多に行かない大阪市内なので帰りにあべのハルカスでの買い物や新世界の串カツなどを楽しめる機会でもあったりします。

また、毎日多くの参拝者がおりお坊さんも毎日途切れることなくお経をあげているので故人様が寂しいおもいをすることはないと感じています。

デメリットは大阪市内在住の方にはオススメですが、遠い場合は年々出向くのが億劫になってくると思いますので、近場で永代供養をするのも一つの方法です。

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公開日 2024年8月31日|最終更新日 2024年9月11日

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