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家族葬とはどんなお葬式?あわせて一般葬との違いや費用相場について具体的にご紹介

家族葬とはどんなお葬式?

家族葬とはどんなお葬式?

結論からいうと「お葬式」「葬儀式」という大きい範囲を意味する言葉(儀式)の中に「家族葬」があり、特に家族葬と一般葬というお葬式の形態には、はっきりとした違いや決まり・定義などはありません。

家族葬という言葉は平成の初期くらいから出て来た言葉になりますが、昨今ではお客様からも「家族葬にします。」「親族葬を考えています」というようなお声を良く耳にし、一般葬と言う言葉はほとんど聞かなくなってきました。

また、新型コロナウィルス感染症の影響により家族葬でも更に人数を減らしたり参列者を限定したりと、ご家族のみの数人(5人~10人程度)で行う形式の葬儀が増えてきています。

家族葬より小規模をイメージさせるような「小さなお葬式」「家族葬より小さいお葬式」「家族だけのお葬式」など新しい言葉や葬儀のブランドもちらほらと見かけます。

こちらでは家族葬と一般葬の違いや、他の葬儀形式との違い、お葬式の費用、また家族葬は安いのか?など費用相場についてもご紹介いたします。

家族葬と一般葬の違いについて

家族葬と一般葬の違いについて

一般的に家族葬という言葉のイメージでは、

ご家族(同居の親族)・親しいご親戚のみに参列をしてもらい料金が安いお葬式が家族葬

自治会(隣組)や近所の方・会社関係・友人や知人の方などを幅広く呼び、祭壇を豪華にする葬儀が一般葬

というイメージをお持ちだと思います。

完全に間違いではありませんが、厳密にいうと少しニュアンスが違います。

実は家族葬と一般葬それぞれはっきりとした違いや定義・決まりというのはありません。

一般葬

お葬式にご遺族・ご親戚のみの参列を予想していてたのにも関わらず、友人や近所の方・会社関係の方が多く参列され、家族葬でも皆様がイメージされている一般葬になってしまう場合も多々あります。

上記の例では家族葬から一般葬に変わったというよりは、家族葬だけどたくさん人が参列されたお葬式となります。

例えば若い学校の先生が亡くなり10人~20人程度の家族葬を予定していたけど、噂が広まり生徒やその保護者が何百人と参列してしまったというケースも珍しくはありません。しかし、遺族は家族葬で行う予定で予期せぬ人数が参列してしまったというだけであって「家族葬」には変わりありません。

家族葬とは家族や親戚以外の一般の参列者を呼ぶ予定が無い、または参列者をあらかじめ限定しご親戚・親しかった方(友人や知人)のみに参列を頂く予定であり、ある程度費用を抑えた小規模の葬儀を行いたいという意思や意向のあるお葬式が「家族葬」となります。親類の何親等までや人数が何人以上や友人や知人が参列したら一般葬ということではありません。

一般葬は友人や知人など一般の方に参列してもらう予定があり、昔ながらの儀式や風習を重んじたお葬式を「一般葬」といいます。

家族葬は儀式や風習を重んじていないのか?

重んじていないというより葬儀式の内容がどんどんと簡略化され、そのやり方が当たり前で軽んじているなどの意識が無い人が増加しています。

家族葬という言葉は平成初期から徐々に使われる言葉となり、以前は家族や親戚のみのお葬式を「密葬(みっそう)」と呼ばれており、後日「本葬(ほんそう)」という形でたくさんの参列者を招き盛大に葬儀を行っていました。

現在でも後日大規模でのお別れ会や偲ぶ会を行う前提での葬儀式を「密葬」と呼ばれていますが、密葬という言葉は昨今ではあまり使われなくなり、密葬と意味は同じでも「家族葬」と言い換えられたりしています。

ニュースなどで芸能人の訃報を聞いていると「葬儀は親類のみで(家族葬で)される予定で後日お別れ会などが行われる模様です」というようにアナウンスされていたりします。親類のみで(家族葬で)という部分が本来は密葬になります。

宮型霊柩車

風習や儀式の面で当時、派手な装飾が施された宮型の霊柩車が主流であったり、葬列を組んで親族の手で火葬場までご遺体の入ったお棺を運んだりされており、「儀式」や「風習」をきちんと行うことが当たり前でもあった時代です。

人が亡くなれば葬儀の準備や葬儀委員長や受け付け(葬儀役員)などを定め、隣近所みんなで役割分担をしお手伝いされていました。

年配の方に昔のお葬式を訪ねると「大変だった」と声を揃えていわれます。しかし「今のお葬式はなんか寂しい」という声もよく耳にします。

ところが家族葬という言葉が出始める頃には世代が変わり、葬儀に対しての考え方や価値観も徐々に低下し、儀式や風習が簡略化されてきました。

儀式や風習の面もそうですが、初七日法要は本来死後七日後に行われる法要ですが、今では繰り上げ初七日法要は当たり前で骨上げ前に行う式中初七日法要までもが増加傾向にあります。

もう一つ例をあげると「一日葬」です。本来であれば夜に通夜式、翌日に葬儀告別式を行いますが、通夜式を省略し葬儀告別式のみを行うスタイルも年々増加しています。

中には当日の葬儀告別式前に通夜を行うというスタイルや、当日に四十九日法要を行うケースもあったりします・・・

儀式や風習を重んじていない、軽んじているというよりは、時代や世代が変わり当時のことをあまり知らない世代の方も多いため、簡略化されているということに意識が無く流行に乗ってしまっている・現状のやり方が当たり前だと思っている方も多いといえます。

現在でも風習や儀式を極力昔ながらに重んじている地域や寺院もありますが、100%昔ながらのお作法でというのは無いのではないでしょうか。

「繰り上げ初七日法要」「一日葬」を行ってくれない寺院は今でもあります。

直葬や火葬式と家族葬は別?

家族葬は上記でご説明しましたが、直葬や火葬式は火葬を行うこと・費用を最小限に抑えることを一番に目的とした葬儀内容となります。イメージ的には家族葬というカテゴリーの中に「直葬」「火葬式」「一日葬」「二日葬」が存在することなります。

しかし、本当はきちんと一般的な家族葬を行いたいけど予算の問題でかなわないケースもあります。昨今では直葬でも故人様とゆっくりお別れができる葬儀社のプランも多く存在しますので、事前相談などでサービス内容と費用を確認しておきましょう。

現在では家族葬が8割以上?

家族葬は20年程前から徐々に普及しており、現在ではその割合が7割・8割以上とも言われています。

その理由としてはいくつかあり、自治会や隣組など近所付き合いをする方の減少であったり、高齢化社会により故人様とゆかりのある方が参列出来ない・連絡が付かないなど、昔と違い人との付き合いが薄くなっているということが関係しています。

また、葬儀への価値観が下がり費用をあまり掛けたくない方の増加や、故人様の遺言で「お葬式には費用をかけないで欲しい」などの理由もあります。

家族葬は安くて一般葬は高いイメージ

家族葬の平均費用は100万円前後といわれています。

宗教者のお礼や飲食費などの変動費用を加えると葬儀総額費用がそれ以上になったりもします。

安いから家族葬にすると言う方も多くいらっしゃいますが、家族葬だから安いということではなく、費用を抑えることができるということになります。

家族葬・一般葬の費用

どう違うのかというと、人数によって大幅に変わる飲食費や返礼品などの変動費や参列者が少なく祭壇の豪華さを重視しなくていいという部分で費用を抑えることができます。

葬儀総額費用の内訳
プラン
費用
各葬儀社で定めているプラン費用ですが、葬儀社によって遺影写真や霊柩車など別途費用としている所も多いので、表示価格だけでは実際の料金が分かりません。
宗教者
へのお礼
寺院(御布施)・斎主(祭祀料)・キリスト教(御礼)を現金にてお渡しします。通夜式と葬儀式をお勤めいただいたことにたいしてのお礼になります。

飲食費用

通夜式・葬儀告別式に参列いただいた親戚などに対し、通夜振舞い・精進落としを準備します。
返礼品参列して頂いた方への粗供養や香奠返し(満中陰志)です。
火葬料金火葬を行う際、各自治体に支払う費用です。地域によって1万円~2万円程度と料金が異なります。

プラン費用について

家族だけもしくは親しかった人のみの家族葬であれば祭壇を豪華にする必要がないという考えの方が多くいらっしゃいます。中には生前にお花が大好きだったという理由で生花祭壇を華やかにされる方もいらっしゃいますが、葬儀プランの単価も競争化しており、昔ほど高額な祭壇を売っている葬儀社も少ないといえます。

宗教者へのお礼

家族葬だからといって御布施が安くなるということは基本的にはありません。

お葬式に寺院を複数人招くというケースは非常に少なくなっていますので、その分お礼の費用も抑えることができます。

家族葬では宗教者がお経を飛ばす・省略するなどは基本的にはありませんが、通夜式を行わず葬儀告別式のみを行う「一日葬」であれば通夜の儀式を省略します。

一般的な寺院では通夜式を省略するから御布施が安くなるということはありません。

しかし、昨今ではインターネットで格安で宗教者を紹介してくれる業者があったり、お礼の金額の値引きに応じてくれる宗教者も多かったりします。

飲食費用

家族だけのお葬式の場合では、改まった食事の場を設けないケースも多いです。また、ご近所の方に葬儀のお手伝いをしてもらい食事を振舞うというケースもほとんど見なくなりましたので飲食費用も抑えることができます。

昨今では新型コロナウィルス感染症の影響により食事の場がより少なくなっているのが現状です。

返礼品

お葬式に参列してくれた遺族(家族)以外の方にお渡しする品物です。

こちらも近親者のみの家族葬の場合は省略されるケースが多く、また香典を辞退するスタイルが主流となっていますので、香典返しも準備されない方も増えています。

香奠を辞退していても「昔いただいたからお返しする」という方の香典は断れなかったりします。その場合は後日、きちんとお返しをしましょう。

火葬料金

死亡届を役所に提出する際に支払う火葬を行うための費用で、市民外料金などで料金が高くなることはありますが安くなることはありません。


ひと昔前は参列者が多い場合、近所や知人同士で祭壇の豪華さを競ったりなど見栄を張る部分も多く見られましたが、昨今では「家族葬で小規模」が当たり前になっていますので参列者の人数によって変動する料金が大きい部分になります。

家族葬は費用が安いのではなく、抑えることが出来るということをお分かりいただけましたでしょうか?

結果的には家族葬は費用が安く、一般葬は費用が高いとはなってしまいます。

人数や規模の大きさの違いによって、参列者への接待や対応による喪主様の心身的な疲労度合いは違って来ますが、葬儀の流れ自体は家族葬であっても一般葬であってもさほど変わりありません。

»お葬式の流れについて詳しく知る

家族葬でも祭壇を華やかで豪華に飾り、宗教者を複数人呼び、飲食を多くの参列者に振舞い、香典を受け付けるというケースも多くは無いですがあります。このように、参列者は家族や親戚のみに限定するけど、生前故人に大切にしてもらったから最期の恩返しをしたいという考えの方もいらっしゃいます。

家族葬費用を抑えることができる一例

例えばプラン料金(祭壇費用)を20万円抑え、飲食費(ご親族2日分で6,500円とし×人数分)が10人分少ないと6万5千円、一般の参列者への返礼品(500円×2日×人数分)が30人分少ないと3万円抑えることができ、これだけで合計約30万円の費用が安くなり、人数が多ければ多い程費用もかさみます。

家族のみでお葬式を行い、返礼品が不要で食事は自分たちで行う場合はその分が丸々かかりません。

また、葬儀社の価格競合により相場が昔に比べ大幅に下がっているという理由もあります。

しかし、お葬式は故人様のために行う儀式でありますので、どういうお葬式を行うのかを自分自身の考えだけで行わず、故人様の遺志を1番に尊重し可能であればご家族の意見も聞いてから内容を決めることが理想といえます。

家族葬には誰を呼べばいいの?

家族葬には誰を呼べばいいのか?・呼ばなければならないという決まりはありません。

お葬式が故人様のために行う最期のセレモニーだとすれば、葬儀に「来て欲しい」「来てくれたら喜ぶ」という人物が分かれば、親類以外の一般の方にも参列してもらうべきだといえます。

もし、故人様のプライベートを良く知らず、そういう人物が分からない場合は仕方がありませんので、ご家族やご親戚とよく話し合って決めることがよいといえます。

故人様が自分の葬儀の際、誰に参列してもらいたいと思っているのかは、ご家族でも全てを把握していないケースも非常に多くなかなか難しいといえます。

»訃報の連絡について

どうしても、お葬式についての内容は本人が思っていることと家族が思っていることが食い違っていたりし、生前に家族に伝えておかなければ理想とかけ離れた葬儀内容になってしまいます。

「そうはなりたくない」という方はお葬式の準備である「終活(しゅうかつ)」を行うことをおすすめします。元気な内に死ぬことを考えるというのは縁起がよくはありませんが、終活の一環としてエンディングノートを記すことが一つの方法であり確実ともいえます。

エンディングノート配布中»エンディングノートについて

お寺さんはどうしよう・・・

無宗教であれば寺院などの宗教者を呼ぶ必要はありません。

参列者だけで故人様とのお別れを行えばよいです。

しかし自宅に仏壇があったり代々信仰している宗教・宗派があり、寺院を呼んであげた方が良いと確実に判断できるならば、故人様の遺志を尊重し宗教者を招くことがベストです。

逆に「御布施は高いからもったいない」などの理由により、宗教者を呼ばないというのはご親戚の間で問題や揉め事などトラブルになる可能性が高いので控えるべきだといえます。

中には珍しい宗教だから隠したい雰囲気の方もいらっしゃいますが、信教の自由がありますし信心する気持ちは大切で素晴らしいことだといえます。

葬儀社スタッフはさまざまな宗旨・宗教に慣れておりこのような考えの者がほとんどですが、一般の方は聞いたことが無い宗旨だと知ると怪しむ方も少なからずいらっしゃるのが現実です。

自宅で家族葬を
行う方が増えています

昨今では愛着のある家で家族葬を行う方や行いたいという方が増加傾向にあります。

理由をお客様から理由を聞いてみると、

  • 人を多く呼ぶとゆっくりお別れが出来ないから家族だけで送ってあげたい
  • 参列が少ないからわざわざ会館を使用する必要が無い
  • 故人の遺言で
  • 費用をそこまでかけたくない
  • 自宅は故人が1番好きだった場所だったから
  • 自宅は落ち着ける場所だから
  • 葬儀会館だと落ち着かない気がする
  • コロナ禍で知らない場所に行きたくない

ほとんどの方が上記の理由で確かにその通りだといえます。

参列者が少ない場合、自宅のスペースで十分家族葬が行えますし遺族が一番落ち着ける場所です。

また、会館使用料も必要ありませんので葬儀費用を抑えることもできます。

家族葬がコロナ禍でよりいっそう少人数となっており、新型コロナウィルス感染症が落ち着く頃には以前よりも少人数のお葬式が定着していると思いますので自宅での家族葬は今後増加していくと予想できます。

インターネットでも自宅葬専門業者や自宅での家族葬をおすすめしている業者、ネット広告を出している業者もたくさん見かけるようになってきましたので、自宅葬が今後どんどんと増えていくというのはどの葬儀社も予想しているのでしょう。

まとめ

こちらでは家族葬とはどんなお葬式なのか?あわせて一般葬との違いや費用相場について具体的にご紹介させていただきました。

家族葬と一般葬では明確な違いや定義は無く、人数が少なく費用が安いお葬式が一概に家族葬という意味では無い。

費用が「安い」というよりは「費用を抑えることができる」

ということをお分かりいただけたかと存じます。

意味は違いますが、結果的には人数が少なく費用が安いお葬式=「家族葬」となります。

お葬式の時ぐらいしか親戚が集まる機会が無いという声を良く聞きますが、昨今では新型コロナウィルス感染症の影響もあり参列者が大幅に減少し、会食を行わないことも多いので、親戚が集まって故人を偲ぶ機会が無く寂しいという声も良く聞きます。

葬儀への価値観は人それぞれですが、故人様のおもいを1番に尊重し、ご家族・ご親戚で良く話し合ってお葬式の内容を決めることがよいといえます。

公開日 2022年4月20日|最終更新日 2022年4月20日

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