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【葬儀のマナー】宗教・宗派ごとの数珠の持ち方や使い方について

はじめに

お葬式に参列し、いざ焼香の順番が回ってきたらお数珠の持ち方が分からず戸惑う方は多くいらっしゃいます。

通常は皆様に背を向けての焼香となりますので、他の方の数珠の持ち方を見て参考にすることは難しいといえます。数珠には男女によって種類が違ったり、宗教・宗派によって正しい持ち方がありますので、家族葬だからマナーをそこまで気にしなくていいという考えはあまりよくありませんので正しいマナーを知っておきましょう。

こちらでは一般的な数珠の持ち方やマナーをご紹介いたします。

数珠とは?

珠数の持ち方について

読み方は、

珠数=じゅず

念珠=ねんじゅ

と読み「珠数(じゅず)」と表記される場合もあります。

穴の開いた珠(たま)に糸を通して輪状にした法具・仏具となり、珠の数が108個(煩悩の数)あるもので「本連数珠(念珠)」や「二連数珠(念珠)」・「本式(正式)数珠」と呼ばれます。珠が54・42・27・21・14個のものを「片手数珠(念珠)」や「略式数珠(念珠)」と呼ばれ本連念珠を略式化した数珠になります。

一般的に皆様が持たれている葬儀用や法事用の数珠は「片手数珠(念珠)」や「略式数珠(念珠)」にあたります。

素材はさまざまで、菩提樹や白檀・黒檀・紫檀・沈香などの木材であったり、水晶などの天然石や象牙・珊瑚・真珠のものもあります。また、安価な品物ではプラスチック製であったりと、素材によって値段が大幅に変動します。

100均ショップのダイソーやセリア・キャンドゥさんで販売されている数珠はプラスチック製品になり、その他ホームセンターなどにおいても購入できたりします。

昨今では珠の数や素材などを形式にとらわれず、デザイン重視の数珠の需要も増えているみたいです。男女の数珠の違いとしては珠の大きさや房(ふさ)の色などがあります。

「数珠繋ぎ」という言葉がありますが、

数珠玉を糸で貫くように、多くのものをひとつなぎにすること。多くの人を一度につなぎ縛ること。また、そのような様子。ずずつなぎ。

引用元URL:数珠繋とは – コトバンク (kotobank.jp)

数珠の作りをイメージし例えられた言葉になります。

浄土真宗

浄土真宗本願寺派・真宗大谷派

浄土真宗本願寺派(西)では合掌の際、珠の数が108個ある本連数珠(二連数珠)では二重にして房を真下に、略式数珠(念珠)においてはそのまま持ち房を真下に垂らし、どちらも親指と人差し指の間に数珠を挟むように持ちます。

いっぽう真宗大谷派(東)では略式数珠の場合は房を真下に・本連数珠では二重にし、珠数を親指で押さえ房を左側に垂らすように持ちます。

浄土宗・時宗

浄土宗の数珠の持ち方

浄土宗の数珠は二つの数珠が交差したようなもので二重(二輪)になっています。金属製のリングで房が繋がれている品物が多く見られます。合掌の際、一番大きい珠(親珠)を親指側にし、房を自分の手前に垂らすように持ちます。

真言宗

真言宗の数珠の持ち方

房が左右に2つづつ付いたもので、女性用(珠の大きさが小ぶりなもの)の真言宗の本連数珠は八宗用念珠(浄土真宗本願寺派・真宗大谷派・浄土宗・真言宗・天台宗・日蓮宗・臨済宗・曹洞宗)と呼ばれていて宗派問わず使用できます。持ち方は数珠を二重にし中指で数珠を挟み、房が左右に二つづつくるように持ちます。

天台宗

天台宗の数珠の持ち方

合掌の際、珠数を二重にし親指と人差し指の間に数珠を挟むようにし、房が真下にくるように持ちます。

臨済宗・曹洞宗(禅宗)

臨済宗・曹洞宗(禅宗)の数珠の持ち方

禅宗では合掌の際、珠数を二重にし左手で数珠を持ち、右手を数珠の上に添えて房が真下に来るように手を合わせます。

日蓮宗・日蓮正宗

日蓮宗・日蓮正宗の数珠の持ち方

日蓮宗・日蓮正宗の数珠は房が左右に2本と3本に分かれたものになります。勤行やお題目唱えるとき、珠数を真ん中でねじってから左手に房が3つ、右手に房が2つにし中指で挟むように持ちます。

勤行やお題目を唱えるとき以外は、珠数を二重にし左手で数珠を持ち、右手を数珠の上に添えて房が真下に来るように手を合わせます。右手・左手の房の数は覚えにくいとおもいますので左手は3つ(ひ・だ・り)、右手は2つ(み・ぎ)と単語の読みの字数で考えると覚えやすいでしょう。

創価学会

創価学会の数珠の持ち方

創価学会も数珠は房が左右に2本と3本に分かれたものになります。勤行やお題目唱えるときは、日蓮宗・日蓮正宗とは逆になり珠数を真ん中でねじってから左手に房が2つ、右手に房が3つにし、中指で挟むように持ちます。

勤行やお題目を唱えるとき以外は、珠数を二重にし左手で数珠を持ち、右手を数珠の上に添えて房が真下に来るように手を合わせます。

»創価学会・友人葬について

数珠のブレスレット着用はOK?

数珠ブレスレット

昨今では老若男女問わずブレスレット型の数珠を着用している方を多く見かけたりします。

ブレスレット型の数珠は「略式数珠(念珠)」であり、アクセサリー(おしゃれ)ともいえます。

ブレスレット型の数珠しか持っていなく当日こちらを数珠代わりに持参するという方法もありますが、ほとんどの葬儀社では数珠を貸し出ししていますのでレンタルしましょう。ブレスレット型を一般的な数珠に見せようとしてもブレスレットにしか見えません。

通夜式・葬儀告別式に置いてあえて着用していく必要はないといえます。

»葬儀の服装や装飾品についてはコチラ

数珠は購入すべき?

数珠の貸し借りは本来良くないとされており、それは数珠には自分自身の分身という考えがあるからです。もし、お葬式に参列される際に数珠を忘れてしまった場合は借りるしか仕方がありません。

その場合は、ご家族・ご親戚もしくは葬儀会社のスタッフに声をかけ借りるのがよいでしょう。それがお通夜であった場合は翌日の葬儀告別式までに準備をしておくのがよいといえます。また数珠を持っていない場合は葬儀社が両日貸し出してくれますが、貸し出しの数珠の在庫の数に限りがありますので注意が必要です。

購入に関しては仏式(仏教)以外を信仰されている場合は数珠を持つ必要はない(自身の宗教信仰の尊重)のですが、日本において仏教の信仰の割合が8割以上になり、他宗教・宗派の葬儀に参列する機会があるかもしれないので購入し持っておいてもよいといえます。

どこで買うかは人それぞれですが

  • 楽天ショップやアマゾン
  • 仏壇・仏具屋さん
  • ホームセンター

で購入される方がほとんどではないでしょうか。

100均ショップでの購入は数珠を急に準備出来ない方が緊急用として購入されるケースが多いと感じます。

まとめ

こちらでは宗教・宗派ごとの数珠の持ち方や使い方についてご紹介いたしました。

数珠の持ち方は周りの人のを参考にしてもよいのですが、葬儀に参列されている方は宗教・宗派がさまざまですので、事前に自身の持つ宗教・宗派の持ち方を覚えておいてもよいといえます。

また購入に関しては実際のところ、自身の宗教・宗派が仏教であろうが神道であろうがキリスト教であろうが自分の数珠を持っている方が多いので「家族葬だから必要ない」「借りればいい」という考えは極力控え、社会人としてのマナー・他宗教への尊重という意味で1つは購入されてもいいのではないでしょうか。

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公開日 2021年4月30日|最終更新日 2022年1月19日

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