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葬儀のマナー

渦巻線香や電気蝋燭について

渦巻線香・電気蝋燭とは?

渦巻線香・電気蝋燭について

皆様は渦巻線香や電気蝋燭(ろうそく)をご存じですか?昨今のお葬式で、良く使用されているものになります。左が渦巻線香で蚊取り線香のような形状になっています。真ん中が電気蝋燭となり、電池やコンセントにより灯火します。右は昨今で増えて来ている電気式の線香立てになります。電池を入れスイッチを押すと線香の先がLEDライトなどで光るようになっています。こちらの3点についてご紹介いたします。

渦巻線香について

渦巻もしくは巻き線香と呼びます。通常の1本線香の代用品となり、燃焼時間が1本線香に比べて長くなります。1本線香で約40分程度、渦巻線香で約8~10時間程度燃焼します。お葬式の際「寝ずの番」や「線香を絶やしてはいけない」という風習がありますが、昨今ではその風習も次第に薄れてきているのが現状です。値段はさまざまで、材料が伽羅(きゃら)や沈香(じんこう)・白檀(びゃくだん)などの高級な香木が使用されていたり、煙が少なかったりする品物は何千円もしたりします。逆に材料や香りにこだわりがなければ数百円程度の品物がどこでも購入できます。お葬式~四十九日までは1本線香よりも渦巻線香の方が活躍していて忌明け以降、仏壇にお線香をたむけたり、法事の際は1本線香を使用します。線香を絶やさないという風習は薄れてはいるのですが、中には1本線香を交代でたむけ続けるというご家族もいらっしゃいます。

メリット亡くなってからお葬式までは線香を絶やしてはいけないという風習がありますので燃焼時間が長い分、心身の負担を軽減することができます。大切な人が亡くなり、心身共に疲労している中、一人で線香を絶やさずにというのは交代で行わない限り難しいこととなりますので、使用されてもよいかと思います。しかし「今までの感謝をしたい・・・」という方は、家族葬であっても「寝ずの番」をされるのがよいでしょう。本来、そちらが1番の供養であることは間違いありません。
デメリットお葬式を行うというのは、心身共に負担がかかり、更に線香を絶やさずにたむけ続けるのは大変なことです。お葬式当日に体調を崩してしまう方も多いので、体調には十分気を付けましょう。そして、宗教者(お寺さま)に指摘される可能性もあり、渦巻線香を使用することが不精(ぶしょう※からだを動かして物事をするのを面倒くさがること)だという宗教者もまだいらっしゃいます。また、煙が少ない渦巻線香であっても香りはありますので匂いが気になる方は良く換気を行いましょう。火の元にもなりますのでペットを飼っていたりすると、ひっくり返って火事の原因にもなるかもしれませんので火の元には十分気を付けて下さい。

電気蝋燭について

電気蝋燭(でんきろうそく)につきましても、心身の負担の軽減や火を使用していないため火事を防ぐというメリットがありますがその反面、宗教者が枕経・お通夜・お葬式の際に使用する際は通常の蝋燭になりますので、不精(ぶしょう)だという方もいらっしゃいます。主に、お通夜~四十九日まで使用することが多くなります。現代の仏壇においても、電気の蝋燭や灯籠(とうろう)が付属しているものがほとんどになります。電気蝋燭はダイソーなどで100円~、ネットや店舗なら数百円~1000円以内で購入できます。

電気式の線香立てについて

割と最近出てきた品物になります。「ここまでくれば、しない方がマシじゃないか・・・」「全て電気のものにするくらいなら、そういったものを辞めて気持ちを込めて手を合わせるのが良い」という方もいらっしゃいますが、需要は増加傾向にあります。こちらも100円均一ショップやネットなどで1000円以内で購入できます。

まとめ

上記でご紹介した3点には、賛否両論はありますが昨今では核家族の増加で家族葬が主流であったり、風習への意識の薄れもあり、需要が高くなっています。理想はご家族・ご親戚で協力し合い供養を行うことが理想でありますが、こういったものを使用したくはないけど仕方なく使用している・使用せざるを得ないという方も多くいらっしゃいます。いくら宗教者の方が「大切な人が亡くなったお葬式なんだから」「〇〇〇よりこっちの方が大切だろう」と説いたとしても、本来の姿・形式を行うことは簡単ではないといえます。しかし、代用品が良いのか悪いのかというのには宗教者の考え・ご家族の状況によりますので答えはありません。また、葬儀会館に直接安置した場合、夜間に火の元の使用を禁止していることも多かったりします。しかし、1番大切なのは故人様に対する気持でありますので、今後の供養(お墓参り・お供え物)をおろそかにせず、しっかりと行うことが大切だと言えます。

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公開日 2021年5月23日|最終更新日 2021年7月26日

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