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御布施の金額相場や意味について、また「布施」と「旦那」は同じ意味?

御布施の意味

御布施は「おふせ」と読み、本来は「他人に対し金品などを施す」「利益になるような教えを相手に与える」などの意味になります。

仏教での御布施は

  • 枕経
  • 戒名の授与
  • 通夜式読経
  • 葬儀告別式読経
  • 初七日法要読経

などを勤めて頂いた寺院(お寺さん)に対してのお礼として現金を渡すことをいいます。

「檀那(旦那)」という言葉がありますが、サンスクリット語のダーナ(दान、dāna)という言葉を音写したもので、「施す」「与える」という意味があり、これを訳した言葉が「布施」すなわち、布施と檀那は同義語です。

  • 檀家(だんか)
  • 檀信徒(だんしんと)
  • 檀那寺(だんなでら)

など仏教で使用する言葉はインドのサンスクリット語からきている事が分かります。

旦那の意味

主人や夫・亭主を表す「旦那」も「お金や物を与えてくれる・施してくれる」という意味に由来してそう呼ばれるようになりました。(旦は檀の略字となり同じ意味です)

主人や夫と比べて旦那という言葉は軽く見えるという意見もありますが、本来は家族のために仕事をして生活費を与えてくれる大黒柱という意味であると捉えることが出来ます。

※余談ですが「仏壇」や「祭壇」は木辺ではなく土辺ですよね。「檀」の意味はお分かり頂けたと思いますが「壇」という文字は似ていますが意味が違います。

「壇」は元々、祭祀や儀式などを行うため、土を盛って一段高く作られた場所という意味があり、「壇上」「花壇」「教壇」などの「壇」にも由来しています。

また「土壇場」という言葉は元々、処刑を行うために作られた「壇」ということに転じて、絶体絶命やピンチを表す意味になったとされています。

御布施の金額相場は?

金額相場は宗教者によって違いますので、ハッキリと〇〇万円とは言えません。

檀那寺をお持ちの方であれば寺院によって、金額が決まっていたり人によって違ったりします。一部インターネットの葬儀社では宗教者と提携し、葬儀社の紹介寺院であればハッキリとした御布施の金額が決まっていたりします。

付き合いのある宗教者や檀那寺へお客様から直接聞いてもらうことが一番確実でトラブルにならなをご了承の上で、一般的な御布施相場をご紹介したいと思います。

仏式
大阪では御布施の相場が20万円から30万円程度になりますが、「院号」や「居士号」など戒名にこだわると50万円以上になったり、100万円以上という場合もございます。また、御布施とは別のお気持ちとして『御車代』『御膳料』として渡される方も多いです。フローリーでは菩提寺が無く、当社紹介の宗教者であれば50,000円~にて無料でご紹介させて頂きます。
神式
神式は御布施ではなく「祭祀料」や「御神饌料」として、25万円~30万円程度を渡されてる方が多い様です。神社により通夜祭~本葬祭~十日祭において金額が決まっている所もございますので、ご確認をお願いしております。お気持ちで『御車代』『御食事代』として渡される方も多いです。
キリスト教
キリスト教は神父様や牧師様・オルガンの演奏者に対しては『御礼』、カトリックなど主に教会にてお葬式をされる場合は『御献金』をお渡し頂きます。金額につきましてはさまざまですので、教会の代表者などにご確認をお願いしております。
御車代・御膳料
こちらは宗旨問わず宗教者へのお礼(御布施など)とは別に、お気持ちで渡すものとなります。相場はそれぞれ5000円程度となり、両方渡される場合は10000円程度が相場です。必ずではなくお客様のお気持ちになります。場合により粗末料と記入することもあります。
現金でのお礼(御布施)が不要な宗旨
御布施やお礼など現金をお渡しする必要の無い宗旨もございます。例えば無宗教や、友人葬で執り行う創価学会、エホバの証人などです。お礼が必要無い宗旨でもお葬式後の落ち着いたときに、お礼の気持ちを伝えたりお品などでお礼をされる方もいらっしゃいます。

何度も言いますが、地域や寺院によって決まっている場合もありますので、直接確認して頂くことが確実です。

どうしても檀那寺に聞きにくい場合もありますので、その場合は葬儀社に相談すれば聞いてくれたりします。

御布施を安く済ませるには?

インターネットで御布施の金額が決まっている所を探し、葬儀社に宗教者を紹介してもらうという方法があります。一般的な相場よりも安く設定している所が多く、自身の予算に合わせて探すことができます。

しかし、急な訃報で探す時間が無いということが多いので、その場合は葬儀社に直接紹介してもらいましょう。

※注意点として

檀那寺があるのにもかかわらず、安いからという理由で他の寺院を紹介してもらうというのは少々マズいです。

檀那寺とのトラブルになったり、もし紹介で来てくれた宗教者がそれを知ったら非常にやりづらくなったりします。付き合いのある宗教者がいて、他の寺院を紹介してもらうなどの考えがある場合は周りと良く話し合ってから決めましょう。

御布施を渡すタイミング

お渡しするタイミングは

  • 通夜式前
  • 葬儀告別式前
  • 初七日後
  • 後日

などが一般的です。

さいごに

当社や他社様のホームページでも相場など記載されていますが、あくまで地域での相場や人から聞いたりした金額の平均値ですので、記載している金額が絶対正しいわけではありません。

また、基本的に「一般葬は御布施が高い」「家族葬は御布施が安い」ということではありません。金額的なトラブルを避けるためには、お客様より直接宗教者へお聞きすることが確実といえます。

御布施やお礼(現金)が必要の無い宗旨であっても、感謝の気持ち(言葉やお品など)を伝えるのがマナーでしょう。

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公開日 2021年4月12日|最終更新日 2021年9月17日

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