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葬儀のマナー

遺族へのお悔やみの言葉・挨拶について

はじめに

お葬式に参列したことがある方がいらっしゃれば、無い方もいらっしゃるかと思います。特に今まで参列したことが無い方で故人様に生前中、可愛がってもらっていたりお世話になっていた方、仲が良かった方などは遺族に対してお悔やみの言葉や励ましの言葉を一言でもかけたいものです。しかし、その際「何て声をかけたらいいのか・・・」「家族葬でも挨拶をちゃんとした方がいいのか・・・」と悩む方が多くいらっしゃいます。こちらでは遺族へのお悔やみの言葉・挨拶についてご紹介いたします。

お悔やみの言葉は伝えるべきか?

できれば一言だけでも挨拶をすべきでしょう。挨拶や言葉を遺族に伝えることにより、故人様に対しての気持ちが伝わります。そして、遺族とは面識がない場合であれば遺族側も「あの方が誰か気になる・・・」と思われている方も多く、遺族がどこの誰が参列してくれたと分かり大変助かります。しかし、場の雰囲気により言葉をかけれないこともあります。遺族が大切な人の死により悲しみに満ちている場合・落ち込んでいてそっとしておいて欲しいという雰囲気が出ている場合です。それを感じ取ることが難しい場合もあり、もし感じ取れたとしても今言葉をかけるべきではないというときもあります。そういった場合は、受付で名前や住所・連絡先を記帳するカードに気持ちを文字にして書いたり、お葬式が終わった後に手紙を出したり、電話で伝える方法もあります。声にすることだけがお悔やみを伝える方法ではありません。無理してまで挨拶をしようとはせず、可能であれば一言でもいいのでお悔やみの言葉を伝えることがマナーだといえます。

挨拶をされない方もいます

参列者全てが遺族に対して挨拶を行っているわけではありません。挨拶をされない理由として例えば、【参列する予定の者が参列できなくなってしまい代わりの者が参列し、故人様を知ってはいるがそこまで面識が無く、声をかけても遺族が驚くんじゃないか・・・】【人見知りで周りに人がいると言葉を掛けづらい・・・】【どんな言葉を掛けたらいいのかと考えている内にお葬式が終わってしまった・・・】などの理由で挨拶をされない方・タイミングを逃してしまう方がいらっしゃいます。そういう人がたまたま多かったりすると、周りが挨拶をしていないから自分もいいか・・・と思ってしまうかもしれません。しかし、そういう方でも「本当は声をかけたい・・・」と悩んでいる方は多いはずです。香典を渡す場合であれば、話すきっかけになるのですが、昨今では家族葬の増加にともない香典を辞退されていていることがほとんどです。遺族側も余裕があれば、参列に対してのお礼の言葉をかけてくれて話すきかっけになったりもしますが、バタバタしていて余裕がない場合が多くなります。挨拶をされない方でも【本当は挨拶はしなければならない】と思っている方が多く、さまざまな事情や心情によってお悔やみを伝えないと言えるでしょう。

難しく考えない事が大切

お悔やみの言葉・挨拶となると人前だから正しく丁寧でないといけないと思うかも知れませんが、気持ちを伝えることが1番の目的です。タメ口や上から目線なら遺族が不愉快に思うかもしれませんが、普段の自分の言葉でお悔やみを伝えることに関しては遺族が不愉快に感じることはほとんどありません。正しい言葉や丁寧な挨拶となると事前に考えておかなければならず、お葬式は急な訃報を聞いての参列が多いので事前の準備と言うのは難しいといえます。普段使わない言葉遣いを気にし過ぎると緊張も出てきますので、短くて簡潔にを意識し、しっかりと気持ちを伝えましょう。

どんな挨拶をするの?

お葬式の際、使用する挨拶として【この度は誠にご愁傷さまでございます。謹んでお悔やみを申し上げます】という言葉があります。愁傷の【愁】は思いなやむ・悲しむ・憂い(つらい・せつない)などを意味し、遺族と同じくらい悲しくせつないという意味になります。【謹む】には相手に敬意や感謝の気持ちを表す意味合いがあります。こちらの言葉はお葬式においては一般的な言葉になりますが、簡潔で1番気持ちが伝わる言葉なので覚えておくとよいでしょう。その後に故人様と自身の関係性、例えば「〇〇〇会社でお世話になっていた□□□と申します。」「(趣味)で仲良くさせて頂いておりました□□□です。」などを添えれば、遺族が「この方はこういう人なんだ」や「故人がこういう付き合いもあったんだ」など遺族が知らなかった部分が分かる場合もあり、そこから故人様の思い出話に発展するきっかけになったりもします。挨拶の終わりには【お疲れの出ませんように】という言葉を添えればより丁寧でしょう。こちらには相手に対しての敬意・ねぎらい・励ましの意味がある言葉になります。お葬式の場では喪主様をはじめ遺族がバタバタしていることが多く、一人の人との長い会話より参列してくれた人への短い会話をしたいというのが本音でしょうから、できるだけ短くて簡潔な挨拶を心がけましょう。

使ってはいけない言葉もあります

お葬式では忌み言葉(いみことば)や、縁起が悪い単語があります。忌み言葉とは、不幸が続くことを連想させる言葉・単語であり、また宗教上の理由で使用するに適さない言葉になります。しかし、それを気にながら挨拶を行えるという方はほとんどいらっしゃいませんので、ご参考までに見て頂ければと思います。 >>忌み言葉や使ってはいけない言葉について

まとめ

お葬式で遺族へのお悔やみの言葉・挨拶は、正しい言葉より気持ちのこもった自分なりの言葉・できるだけ短く簡潔に・無理してまでお葬式の日に言葉をかける必要はないということです。【この度は誠にご愁傷さまでございます。謹んでお悔やみを申し上げます】【お疲れの出ませんように】という挨拶文は一般的で簡潔・丁寧ではありますが、遺族との関係性により違和感が生まれることもあったりしますので、もう少し自分なりに崩してもよいといえます。家族葬・一般葬に関わらず故人様と遺族に対しての敬意・感謝の気持ちをしっかりと伝えるということを心がけましょう。

喪主様の挨拶>>家族葬での挨拶について

献杯と乾杯の違い>>葬儀の会食時の挨拶について

公開日 2021年5月31日|最終更新日 2022年5月14日

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