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葬儀のマナー

葬儀にネイルやマニキュアはダメ?隠し方や対処法をご紹介

葬儀の参列にネイルやマニキュアはマナー違反!?

コチラのページにも簡単に書かせていただいていますが、昨今では若い・年配に関わらず女性の方は爪に装飾を施すジェルネイルやマニキュアを塗られている方が多いですよね。

ネイルをしている方で葬儀の参列の場面が訪れることは珍しくはありません。塗り替えのタイミングであればオフにしようという方もいると思うのですが、塗りたての場合は「葬儀のためにオフにしたくない・・・」というのが本音であったりします。

こちらでは葬儀参列の場合のネイルのマナーについて解説していきます。

ネイル装飾の種類について

ネイルについて

昨今では女性の間でオシャレで可愛いジェルネイルが流行であったりし、年齢に関わらず爪に装飾をされている方が多くいらっしゃいます。

爪の装飾には、

  • マニキュア(ネイルポリッシュ)
  • ジェルネイル
  • スカルプネイル(スカルプチュア)

があり、どちらも爪に装飾を施しオシャレ・ファッションの一環であったりします。

マニキュアとは?
爪に色を付ける・塗るという意味合いでもあり、そのための商品を指すこともあります。そして、世間一般的には除光液(リムーバー)などで簡単に剥がせるネイルの装飾と捉えられていたりもします。
ジェルネイルとは?
昨今より流行しているネイルサロンなどで爪に装飾を施し、今やファッションやオシャレには欠かせないものとなり、特殊なゲル状の樹脂を硬化させ爪に装飾や色味などを付けるものとなります。除光液(リムーバー)では簡単に落とせないものが主流となっています。
スカルプネイル(スカルプチュア)
ハードジェルにアクリルなどを足し、爪を長くする施術方法となります。ジェルネイルより剥がす(オフにする)ことが難しいものとなります。

しかし、ジェルネイルはマニキュアと違って除光液で落とすことは難しく、

  • 表面を削る作業
  • リムーバー(アセトン液)

など、必要な道具や作業・工程が必要になりとても時間がかかり面倒でありますしお金も必要です。

最近では簡単に剥がせるジェルネイルもあったりしますが、とても気に入っていて出来れば剥がしたくないという方もいるかと思います。

ジェルネイルの落とし方をご紹介!爪を傷めず、簡単にできる方法とは?

引用元:i-nails様 URL:ジェルネイルの落とし方をご紹介!爪を傷めず、簡単にできる方法とは | ネイルサロン I-nails【アイネイルズ】グループ (i-nails-co.jp)

しかし、不幸があった際に喪家・参列者側に関わらず「ネイルはこのままでいいのかな?」と悩まれる方は少なからずいらっしゃるかと存じます。

特に派手で目立つネイルを装飾していた場合、ネイルをどうしようか考えている方は多いと思いますし、ネイルを装飾したばかりでお葬式に参列しなければならないケースに直面する可能性もありえなくはないです。

そして、葬儀には一般葬と家族葬がありますが、お葬式の形式によってもマナーが違ったりするのか?という疑問もあったりします。

葬儀のマナーに関しては人によって考えがさまざまで、どれが正しいというのは自分自身で決めるものだと思いますので私の持論をご紹介いたします。

葬儀の際は剥がした方がいい?

ネイルを剥がして元に戻すことを「オフ」といいます。

結論から言うと剥がす時間に余裕があり、仕事に支障が無いならオフにした方が「周りの目」からいうと一番ベストであり無難です。そして、人が集まる場所に出向くからといって、爪に地味なマニキュアやジェルネイルをお出かけ用としてあえて施すことも必要ありません。

そして、家族葬だから問題無いという考え方も本来であれば違います。

クリアカラーやベージュ(肌色系)なら周りにも気付かれず問題ないといえますが、原色系やビーズやストーン・ラメなどが施されているネイルでは少し工夫するのが無難です。

まだまだ、お葬式に対しての在り方や風習を重んじている地域では、お葬式にファッションは皆無だというような考えをお持ちの方は多くいらっしゃいますので、葬儀の際に派手なネイルや派手な髪色・ヘアスタイルを施している方に対してよく思っていらっしゃらない方もいるのが現実です。

しかし「そんな考えは時代遅れだ」「わざわざ直す必要は無いんじゃないか?」という考えの方も多くいらっしゃるのも現実です。。

昨今では、年齢が30代以下のお孫さん世代は流行に敏感でファッションにこだわっている方も多く、地域性や風習を重んじている方でも「今の子はこんなものだ」と理解のある方も多くいらっしゃいます。

どちらが正しいかという問題は決着が付かないと思いますし、ネイルで揉めたりするのも嫌なものです。

喪家側の場合

お葬式を行うにあたって喪家側(遺族・親族・親戚)であった場合、周りの親族の目が気になる方もいらっしゃいます。

ネイルやマニキュアにはナチュラルなものから派手でファッション性のある装飾まであったりしますが、万が一のお葬式の際には「オフにする」もしくは「隠す」という方がよいとはいえます。

時代の流れとはいえど、全く気にせずそのままでいいとは言えなかったりもしますので。

私が参列者を見る限りでは、そのまま参列している遺族や親族が多いのですが、やはり地域や年代によっては「お葬式なのに不謹慎だ」と口には出さずに心の中で感じている方もいらっしゃるかと思います。

ネイルをどうしてもオフに出来ないという方もいます。

  1. 時間が無かった
  2. 仕事柄
  3. とても気に入っている

人の不幸は突然にやってきます。そして昨今では当日もしくは翌日にお通夜式を行うことが多く、またお悲しい中にネイルのことを考えている余裕は無いといえます。

例え派手なネイルがそのままでもあっても仕方が無いといえますが、少しでも時間に余裕を持てるなら薬局などへ出向きネイルを隠せるネイルカラーやカモフラージュできるカモフラネイルなどを購入し、少しでも自然の爪色に近づけるという方法が無難だといえます。

また、ナチュラルな爪の色に近いネイルシール絆創膏で隠すという方法もありますが、絆創膏は周りから怪我の心配をされる可能性や逆に目立つので避けた方がよいといえます。

ネイルを自分もしくはネイリストさんにオフしてもらうとなると時間や手間もかかりますので隠すという方法が一番手っ取り早いといえます。

そしてアパレルなどのファッション関係や美容系でオシャレを重視される職業に就かれている場合、ネイルを行ったばっかりでとても気に入っているケースであれば「オフしたくない・・・」というのが本音だといえます。

このような場合も、上記と同じく極力目立たないように隠すというのがよいといえます。

または自宅にこのような手袋があれば、ネイルを気にする必要はありません。

手袋

しかし、このゆな手袋を急に準備することの方が難しいというケースが多かったりします。

また、葬儀にこのような手袋を付けて来られる方はあまりいらっしゃらないので、違う意味でかえって目立ってしまう可能性はあります。

爪を隠す

周りから聞くもう一つの対策方法としては手を握ったり重ねたりし、爪を見せないという方法もあります。

しかし、親族・親戚での食事の場を設けられているケースではお箸を持つと見えてしまいます。。。

葬儀はいつあるか分からなく、ネイルに気を取られている時間も無いことがほとんどですので、時間に少しでも余裕があればオフにする・隠すという工夫を行った方がよいでしょう。

今の時代ネイルは当たり前で気にしないという方が多いのですが、「不謹慎だ」と感じている方も少なからずいらっしゃるということを念頭にお考えいただければと思います。

参列者側

葬儀に参列する場合においても、突然のお葬式となるとネイルを気にしている時間が無いというケースがほとんどで、どうしても仕事の後に駆けつけるという場合もあったりします。

参列者側も喪家側も対策方法としては同じになります。

しかし、喪家・親戚ではないため、控室に招かれたり、通夜式・葬儀告別式での食事を一緒に行うということはあまりありませんので、良い方はおかしいと思っていますがそこまで気にする必要は無いのかなと感じています。

フットネイルやペディキュアについて

フットネイル

親族や親戚での参列の場合、親族控室に招かれることがあり靴を脱がないといけない場合もあります。

その際にストッキングのデニール数やどれくらい足のネイルが見えるか・目立つかにもより対策が必要なケースもあります。

対策方法は手と足の爪と同じだといえます。

»葬儀に参列する際のストッキングについて

ネイルサロンに行けば対策は行える?

葬儀は突然にやってまいりますし、時期によってはネイルサロンの予約が困難な場合だってあります。

そうなるとネイルをオフすることは難しくなり、ネイルカラーやカモフラネイルなどで隠すしか方法は無くなってきます。

そして、私の実体験より耳にしたのが喪家側のお話の中で、

https://flowly.jp/wp-content/themes/cure_tcd082/img/common/no_avatar.png

ネイルがめっちゃ派手だからネイルサロンでオフしてこようかな。。。さすがにこれはヤバイよね。。。

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あんたネイルなんてどうでもいいじゃない!〇〇(故人)のそばにいてあげなよ、一番可愛がってもらってたんだから!

というようなケースがありました。

若いけど意識は高く関心しましたが、確かにマナーは大切ですが本来は故人様のための葬儀なので亡くなられた方が一番喜んでくれるような行動・供養・気持ちが最優先・・・それを怠ってまでネイルを気にする必要は無いなと感じました。

ネイルだけに関わらず服装にしろ髪型にしろマナーは大切ですが、本来のマナーに捉われ過ぎるのは違うなと勉強になりました。

実は葬儀社スタッフもネイルをしている人がたくさんいますがそれはどう思う!?

本来身だしなみが参列者の見本とならなければならない葬儀社スタッフですが、ネイルをしているスタッフもたくさんいます。会社によってはNGな場合もりますが、控えめなら黙認という所が多かったりします。

しかし、中にはスタッフがネイルをしていることに対しよく思わない方も当然いるでしょうし、お客さんから指摘される可能性もゼロではありませんが、私は派手な色味や目立つ装飾がなければ別にいいと思っています。

ネイルで自分磨きをすることでモチベーションが上がるスタッフもいるでしょうし清潔にも見えます。ただ、爪が伸び切って根元の部分が丸見えとかはだらしなく見えますが。

少し派手目のネイルをしている場合、白の手袋を付けているスタッフが多いのでお客様には見えません。いくらスタッフが身だしなみの見本となるよう髪型やネイルなどを本来のマナーで整えていても、これからの時代それを真似る人も少ないと予想できます。

ただ、ネイルをするのは別によいと思いますが、高齢化社会ということで年配の参列者も多いので式中は白の手袋をしておくことがよいというのが私の考えです。

控えめなネイルの基準は?

派手か控えめかは人によって見え方が違います。ネイルを行ったお店に「これは派手な部類に入る?」と聞いてみたり、両親や年配の方に見てもらうという方法がよいと思われます。

葬儀参列のネイルのマナーまとめ

お葬式でのファッションや装飾品についての問題は、昔ながらの本来の正しいマナーと時代の流れとの比較になりますので、良い悪いというのは人それぞれの考えにより答えが異なりますので、現段階では解決はできないといえます。

現在でもマナーを重んじている方もいらっしゃれば、時代の流れとともにあまり気にしない方も多くいらっしゃいます。

しかし本来葬儀は、故人様を偲ぶ神聖な場所となりますので、オシャレを見てもらう場所ではありません。

対策を行うのが一番ベストであり無難というのは間違いないといえます。

葬儀での身なり・マナーを昔ながらに重んじており、気にしている方も少なからずいらっしゃるということを念頭に置き、主観的では無く周りの意見を聞き客観的に見て最終的にどうすればよいかを判断しましょう。

そして一番大事なことは故人様を最優先に考え、時間が無いのに無理してまで対策を行うことはしなくてよいといえます。

故人様の供養やお偲びを最優先に考えましょう。

昨今の家族葬では派手で目立つ可愛いネイルでもそのまま参列されている方がほとんどのようには感じます。。。

芸能人や有名人であれば周りの一般人どころかマスコミにたたかれる可能性はおおいにあるとは思いますが。。。

一級葬祭ディレクター/中原優仁【記事監修】厚生労働省認定
一級葬祭ディレクター/中原優仁

公開日 2024年3月4日|最終更新日 2024年3月4日

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