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葬儀の知識

棺に入れることができる副葬品のオススメとダメなものについて

副葬品とはどんな品物?

読み方は「ふくそうひん」といい、故人とともに納める品物をいいます。昔は土葬でしたが現在では火葬を行うため副葬品の種類が火葬場(斎場)によって定められていたりします。

こちらでは副葬品として棺に入れれるもの・オススメなもの・ダメなものについて解説いたします。

副葬品の歴史について

古くから死者とともに副葬品を納めるという風習があり、縄文時代にはすでに土器や石器・武器などが墓地の中から発掘されています。

男性のお墓からは石の斧など、女性のお墓では食事を行う石のお皿などが埋葬されていたようです。中には身に着けていた服飾品が見つかったというデータもあります。

1957年にイラクの洞窟でネアンデルタール人の遺骨と一緒にお花の花粉が見つかった。

という有名な話がありますが、動物の習性によって運ばれてきたお花や花粉が死者の近くにたまたまあった可能性が高いという論文が出されており、真偽は今の所分かっていません。

しかし、副葬品の歴史が古いのは間違いなく、死者とともに埋葬することから「死後の世界」や「故人を偲ぶ」という考えが昔からあったと考えられています。

棺に入れるものは何がいい?

あの世で安らかに過ごせるようにという願いやその他風習で棺に入れる副葬品ですが、現在では火葬場の事情により制限があったりします。

棺に入れることができる副葬品

お棺に納めることができる品物は基本的に燃えてなくなる可燃性のものとなり、どの火葬場でも斎場の機械装置や遺骨に支障が出ない品物のみに制限されています。

副葬品を何も納めないということが一番綺麗に遺骨があがるという究極の方法なのですが、何も入れないのは寂しいし、あの世で安らかに過ごせるか心配になりますよね。

お棺に入れることができるオススメの副葬品を紹介したいと思います。

お花

日本全国においてもお花を副葬品として納めることが一般的です。祭壇や脇に備えられている盛花をお棺の中に納めるというのはイメージが付くと思います。お花によっては遺骨に色が付いたりする場合もあるのですが、あまり気にしなくてもよいでしょう。造花はプラスチック製品が多いのでオススメはしません。

故人の好きだった花などがあれば葬儀社に注文し納めてもよいといえます。家で育ててた場合は摘んできて納めるのもよいでしょう。
食べ物や飲み物
【食べ物】
極端に大量でなければ故人様が好きだった食べ物を納めることができます。いろいろな物を納めるケースが多く「お菓子」「パン」「果物」「お寿司」「焼き鳥」「肉類」などだいたいのものは大丈夫です。しかし、宗教上の観点から殺生したものを入れるのはよくないという考え方もありますので、気になる方は控えておきましょう。また、スルメなど匂いが強いものも、お別れの際にお棺のフタを開けると匂いが充満しますので避けた方がよいかもしれません。果物はメロンやスイカなど大きいものはカットして納めることをオススメします。
【飲み物】
紙パック製の飲み物でしたら「ジュース」「お酒」など問題ありません。瓶や缶に入っているものは入れることができませんが葬儀社が可燃性のコップなどに移し替えてくれたりします。しかし、アルコール度数が極端に高いものや、大量のアルコール製品は危険が生じる場合があるので避けておきましょう。
気に入っていた衣類

普段よく着用していた服も納めることが可能ですが、あまりかさばらないものがよいといえます。「普段着(上着やズボン)」「背広」「着物」「帽子」「靴」「四国八十八か所巡りの衣(おいずる)」などを納めるケースが多いです。ただし、ベルトはバックルが金属製であったり、アクセサリーなども不燃性のものが多いため基本的に納めることはできません。眼鏡も金属やプラスチック・ガラスでできていますので避けておきましょう。

愛用品やお気に入りのもの

趣味で使っていた品物や大切にしていたものですが、納めれない品物も多いので確認が必要です。

「木製の杖」「将棋の駒や折り畳みの薄い碁盤」「タバコ」などあまりかさばらず、燃える品物であれば可能としている火葬場は多いです。しかし、釣り竿やゴルフクラブ・時計やCDなどは難しいと言えます。本や雑誌はあまり分厚いものは避け、そうしてもという場合はページを破って分割すればよいでしょう。「御朱印帳」はお棺の中を囲うように広げて納めるケースが多かったりします。

愛用品には制限がかかっている品物が多いと言えますので確認が必要です。

写真やお手紙

故人様に向けて書いた手紙や思い出の写真は納めることができるのですが、特に写真は生きている人も写っているというケースも多くあります。気にしない方もいるのですが「縁起が悪い・・・」と考える方も多いので、存命の本人に確認が必要です。

「折り鶴」

折り鶴は「長寿や幸福を願う」縁起がいいものなのですが、葬儀においては「いい所にいけるように」「哀悼の意を表す」という意味合いで納めます。お通夜の日に折って、お別れの時に納めるケースが多いです。

六文銭

六文銭(ろくもんせん)は三途の川を船で渡るための渡し賃とされています。お金を六枚入れるのですが貨幣を禁止している葬儀社や火葬場は多くあります。燃えないというのもありますが「貨幣損傷等取締法」という法律があり、故意に破損すると罰せられます。昔は硬貨を入れてそれを持って帰りお守りにするということが多くありましたが今はあまり見かけません。

現在では紙製のものを納めることが主流で、中にはコーンスターチや蝋燭の成分であるパラフィンでリアルに作られているものもあったりします。

友人形(友引人形)

友引の日に葬儀を避ける地域が多いのですが、やむおえず友引と葬儀が重なるケースもあります。その時に「友の変わりに人形を引いてもらう」という意味を込めて友人形を納めたりします。

ほとんどの葬儀社では友人形を保有していますので、スタッフから入れるかどうかの確認があると思います。中には家のぬいぐるみや地域によってはコケシを納める所もあったりします。

故人がどうしても入れて欲しいというものは?

実際に何を入れることができて、何がダメなのかは一般の方には分かりません。故人様がどうしても・・・という品物であっても遺骨や火葬炉が損傷する恐れのある副葬品を納めることはできませんので、諦めるしかないといえます。

入れるのがダメなもの・確認や相談が必要なもの

斎場によっての違いはあるのですが、不燃物や危険物(爆発の恐れがあるもの)については全国の火葬場で禁止されています。自治体や火葬場のホームページに禁止している副葬品が記述されていますが、葬儀社は詳しいのでダメなものは分別してくれます。

不燃物

プラスチック類

プラスチックは溶けて遺骨に付着したり、火葬炉にも影響をあたえますのでお棺に納めることはできません。小さいものでしたら納めることができるケースもあります。

ガラス製品

ガラス製品も溶けてお骨上げに支障がでる可能性があります。眼鏡の一つくらいなら・・・という斎場もありますが、難しい場合が多いです。

金属製品

金属製品も全般的に納めることができません。

爆発の危険性があるもの

ライター

煙草を納める際にライターも納めたいと思いますが爆発しますので非常に危険です。マッチならOKとする火葬場もありますが、ガスが入っているものは絶対に辞めておきましょう。

時計

時計には電池やバッテリーが内蔵されていますので禁止されています。

心臓ペースメーカー

心臓ペースメーカーにはバッテリーが内蔵されており、爆発でご遺体や火葬炉が損傷する可能性が高いとされています。実際に新潟県と福島県の火葬場で爆発による受傷事故があったようです。

ペースメーカーは体内に入っていますので、ほとんどの場合は医師が取り外しをどうするかを聞いてくると思いますので、聞かれた場合取り外してもらいましょう。大切なのど仏は心臓付近にあることから損傷する危険性が極めて高いです。

もし取り外しをせず葬儀を行う場合は、葬儀社スタッフに伝えておいたほうがよいでしょう。火葬場のスタッフにその旨を伝え対策した上で火葬を行ってくれたりします。

残された副葬品は?

あまりに多い副葬品を全て納めるのは難しいといえます。残った副葬品は遺族で処分するか、遺品整理業者に依頼することが一般的です。遺品整理業者であれば貴重品などは買い取ってくれます。

葬儀が終わったあとに「これを入れれば良かった・・・」というケースが多くありますが、お葬式は二日間で終わるので全てを探す時間がありません。その場合はやむを得ないのですが、形見として使用できるものは残しておくのも一つの方法です。

副葬品についてのまとめ

こちらでは副葬品の歴史や棺に入れていいもの・ダメなものなどをご紹介いたしました。副葬品の種類は地域性や火葬場によって定められているケースが多く、入れることができそうな品物でもダメなケースだってあります。

こちらのページを見られた方や親御さんの葬儀を近々行う可能性がある場合は「終活」の一環として準備したり考えておくこともよいといえます。

副葬品については葬儀社が確認・選別してくれますので心配はないといえます。

一級葬祭ディレクター/中原優仁【記事監修】厚生労働省認定
一級葬祭ディレクター/中原優仁

公開日 2023年11月21日|最終更新日 2023年11月29日

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