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リアルなご質問

アレ?中身が入っていない?香典や御霊前の中身が空っぽだった場合の対処法や防止策について

はじめに

昨今では香典を辞退されるケースが増えていますが、それでも香典を受け付けるケースの葬儀もまだあります。

そんな中、

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香典袋の中身を見てみたら空っぽだったんですが、どうすれば良いですか?相手に伝えるべきでしょうか?

という事例がごく稀にあったりします。

こちらでは、このようなケースでの対処法などをご紹介いたします。

香典の受け取り方

受付係

一般的な香典の受け取り方は、参列者が名前や住所などを記入する受付台にて、受付担当の者や会計係などが受け取りを行います。

受付担当は

  • 自治会の方
  • 友人や知人
  • 親戚
  • 会社関係

の方に手伝いをお願いをし、少なくて一人、多くて10名の方が受付を行う葬儀があったりもします。そして、「香典帳」に名前や金額を記入し、香典をまとめて保管・管理するのが受付係の仕事の一つで、金銭の管理を行うため信頼できる人に依頼をします。

しかし、昨今では家族葬が主流なため親戚以外に依頼する機会は減っており、儀式ばった受付を設けるというのも減っています。

受付係を置く場合、香典の金額を確認する方法としては、

  • 中身を見る
  • 裏書きの金額を見る
  • 金額の記入がなければ中身を見る

という方法がありますが、受付を設けない場合は、参列者が喪主様や親戚に直接渡すというケースが多くなります。

中身が分かるタイミング

香典の中身を確認するタイミングとしては

  1. 受付係が受け取った時
  2. 通夜式後
  3. 葬儀告別式後
  4. 葬儀後、香典を持ち帰った自宅にて

こちらのタイミングが多く、通夜式後や特に告別式後、すぐにはバタバタして確認は出来ません。この中でも1と4が多く、もし香典の中身が入っていない場合、1もしくは4のタイミングで分かります。

しかし、受付係を置いていたとしても、中身を開けて確認するのではなく、裏書きに記入された金額を見て香典帳に記入することが多いため、4の葬儀が終わり翌日などに中身を確認する際に喪主様や家族が気付くケースがほとんどになります。

もし中身が空っぽなら?

受付を設けていた場合は、受付係がその参列者に直接もしくは葬儀社スタッフから参列者に伝えてもらうという方法で、だいたいの場合は解決するのですが、葬儀後や後日確認した際に分かれば戸惑いますよね。

当日、その場で分かったとしても、第三者からもしくは喪主様が直接参列者に伝える事に戸惑い、すぐに判断できないケースもあります。

それは「気まずい」という事が一番の要因です。

香典を行った本人が中身の入れ忘れに気づき、連絡をしてきてくれれば一番良いのですが「入れたつもり」というのがほとんどで、中身が空っぽだなんて本人は思いもしませんし、そういう意識すら無く、後日入れ忘れの連絡が来ないことがほとんどです。

気になるのは、

  • わざとか?
  • わざとじゃないか?

ですよね、、、

一番判断しにくいことでもあり、香典が入っていなかった事を伝えたら

「確実に入れたのになんて失礼な人なんだ・・・」

となる事がおおいに予想されます。「故意」か「故意じゃないか」というのは誰にも判断出来ませんしね。。。

過去にトラブルや喧嘩などで、こういう事をわざとする人だと予想は出来ても、100%故意とは限りませんし非常に難しい問題であります。

もしくは、

「入れたはずなのに・・・もう一回渡そうか。。。」

と、相手側が二回香典を行って損をしたと思い込んでしまい、落ち込んでしまう可能性だってあり得ます。

結論をいえば、

「相手に伝えないこと」

が、一番丸くおさまります。今後の付き合いがありますし、金銭でお互いに気まずい思いをすると関係がもつれます。わざと中身を入れない方なんて、よっぽどの関係性でなければあり得ませんので私はそう判断します。

相手に言ってしまうと、失礼や嫌がらせに思われる、もしくは相手が仕方なく二回目の香典を包むのどちらかがほとんどです。相手が入れ忘れに気付くのはごく稀だと思っておいた方がよいでしょう。

対処法や防止策

家族葬で受付係を置かなくとも、

香典や金銭管理は信頼のできる人に任せて、中身をその場で確認してもらう。

ということが防止策であり、

中身が入っていなければその場ですぐに第三者からその旨を伝えてもらう。

ということが対処法になります。

なぜ第三者からというと、喪主様は当日バタバタしていますし、喪主様から直接は伝えずらいということもありますから、香典を行ってくれた本人とはあまり関係の無い方から伝えてもらうことがよいといえます。

しかし、時間が経ってから伝えるのは控えた方がいいかもしれません。

それでも相手に伝えないということも念頭に置き、最終的な判断は喪主様で行うことになります。気付いた段階ですぐに周りと相談するのもよいでしょう。

香典返しや今後の香典は?

香典返し

香典を行ってくれたということを前提に、香典金額の3割~5割程度の返礼品を送ります。故意じゃない場合に香典返しを行わないと、相手方は失礼さや異変を感じてしまいます。

香典

香典も持ちつ持たれつの儀式になりますので、記入されている香典金額の範囲内で渡します。中身が入っていなく金額が記入されていない場合は、それとなしに聞くとよいでしょう。

例えば、

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香典の確認をしていたんだけど、金額を控えるのを忘れてしまってて・・・本当にすいません。。。

などでしょうか。

「中身が入っていない事」を「頂いていない」と取るか取らないかになります。

まとめ

香典袋空っぽ事例は2年か3年に一度くらいあったりしますが、非常に難しい問題です。

今後の「関係性」と「信頼」に関わってきますし、「疑い」にもなりかねません。

「入れ忘れた」と「入れなかった」では、中身が入っていないのは同じですが意味が真逆で判断や答えを見つけるのは困難です。

丸く収めるならば相手を信頼し、その旨を伝えず今まで通りに持ちつ持たれつを保つのがよいといえます。

決して相手に言わない事を勧めている訳ではありません。

最終的には喪主様の判断にお任せしております。

一級葬祭ディレクター/中原優仁【記事監修】厚生労働省認定
一級葬祭ディレクター/中原優仁

公開日 2023年7月18日|最終更新日 2023年7月18日

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