【2024年版】家族葬・自宅葬専門フローリー| 直葬・一日葬・二日葬・自宅葬儀に対応。

葬儀の知識

コロナ禍の「リモート」「オンライン」葬儀や参列について、合わせて費用やメリット・デメリットをご紹介いたします。

はじめに

新型コロナウィルス感染症のワクチン接種を打つ方が増加していますが、まだまだ終息するには時間がかかりそうですよね。

コロナ禍で注目されているのが「リモート葬儀(参列)」「オンライン葬儀(参列)」ですが、一体どういう葬儀なのか?

こちらで解説したいと思います。

リモート葬儀(参列)とは

元々、家族葬の割合が多いのですが、新型コロナウィルス感染症の影響により「参列ができない」「参列を断る」という状況になっており、参列者を最小限度に抑えた葬儀が主流になっています。

また、遠方に住んでいたり、体が不自由な方が参列出来ない場合、カメラや携帯・タブレットなどで葬儀をインターネット配信で生中継し画面越しに葬儀に参加する・してもらうことを、

  • リモート葬儀(参列)
  • オンライン葬儀(参列)

などと呼ばれています。

コロナ前ではそこまで需要はありませんでしたが、昨今では需要傾向にあり注目されていますので、これを機に需要が増えるのかな?とも思います。

リモート葬儀の発信・撮影方法

リモート葬儀の発信・撮影方法についてご紹介いたします。

撮影方法

撮影は「スマートフォン」や「タブレット」などの端末で行い、

  • 自分達(家族)で撮影をする
  • 撮影を葬儀社に依頼する

という方法があります。

自分達で撮影を行い、葬儀動画を発信する方法と、葬儀社もしくは葬儀社が外注したカメラマンに撮影してもらうなどです。

スマホやタブレットなどのカメラ機能を使用し、葬儀の様子を撮影・発信します。

撮影の際は、手持ちでの撮影だと自由はききますが、焼香の順番が回ってきたりすると交代を行ったりなどしないといけませんので、

スマートフォン用三脚

「スマートフォン用の三脚」を使用し、固定での撮影であれば楽で手ブレもなく撮影が行えます。置き場所については葬儀社のスタッフに聞けば最適な場所に設置してくれます。

葬儀社によってはスマートフォン用の三脚を無料で貸し出しを行っている所もありますので、手元に無ければ聞いてみるべきです。

発信方法

「Skype(スカイプ)」「Zoom(ズーム)」「LINE(ライン)」などのアプリを入れておけば簡単に撮影や配信が出来ます。特にLINEアプリを携帯電話に入れている方はすごく多いので、ライン電話で動画を発信される方が多いです。

「Skype」や「Zoom」で撮影を行う場合は事前に設定方法を確認しておきましょう。

撮影する端末やアプリが決まれば発信相手に葬儀開式の時間を伝え、アプリなどの使用方法なども一緒に確認しておきます。

葬儀社に撮影を依頼する場合は、機材の貸し出しやアプリの設定を行ってくれたり、近場であればスタッフを発信相手の自宅などに手配してくれたり、電話にて動画を視聴する方法などを教えてくれたりしますが、割高な費用が発生したりします。

安くても3万円~5万円はかかってくるでしょう。葬儀社への依頼は、リモート葬儀のための人件費がかかりますので仕方がありません。

ほとんどの葬儀社では自分たちでセルフ撮影する場合においては「費用が無料」としている所が多いので自分たちで動画を撮影・発信しリモート葬儀を行うことがオススメです。

葬儀の様子を撮影し配信する場合は、周りの遺族や親戚などに了承を得ておきましょう。事情があって、撮影や配信などを行って欲しくないという方がいらっしゃるかもしれません。宗教者(お寺さまなど)への許可については、葬儀社さんが行ってくれたりします。無いとは言えませんが「神聖な場を撮影するのは不謹慎だ」という考えで撮影NGな宗教者も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。

新型コロナウィルス家族葬»コロナ禍での家族葬

リモート葬儀のメリット・デメリット

メリット

  • コロナ禍でも感染などの心配が不要
  • 体調が悪くても寝ながら見れる
  • 全国どこからでも参列が出来る
  • セルフ撮影であれば無料の場合が多い

という面がメリットだといえます。

葬儀場は人が集まる場でもありますので、コロナ禍の現在では安心です。病気や妊婦さんが病院などで入院していても葬儀の様子を見る事ができます。

そして、日本全国場所を問いません手元にスマートフォンがあり、ネット環境が整っていればオンライン葬儀に参列できます。また、海外に在住の方でも参列が可能ですがネット環境の確認をしておくべきです。

デメリット

  • 電波状況により発信不可に
  • スマホなどの端末が無ければ参加出来ない
  • 葬儀の様子全部を撮影出来ない

などの場合、リモート葬儀が成り立たない場合があります。

「電波状況」だけは仕方がありません。

葬儀社やプロのカメラマンに依頼したとしても、電波状況によりリモート葬儀不可になる可能性があります。その場合、葬儀社に依頼しているケースでは全額返金してくれる所がほとんどですが確認が必要です。発信相手が撮影の様子を見るための端末(機材)を持っている事が前提で、レンタルだと費用がかかります。

そして、撮影範囲には限度がありますので、リモート葬儀に参列している方が見たい場面を見れないというケースもあったりします。

また、火葬場(斎場)での撮影は禁止している場所が多いです。中には撮影OKの火葬場もありYouTubeで「骨上げ」などのワードで検索すれば出て来たりします。

一番大きなデメリットは「電波状況」によって左右されるということです。電波状況に対しては葬儀社からの注意事項であると思いますが、それでも葬儀の様子を見せてあげたいという場合は「DVD作成」という方法もあります。リモート葬儀を行う予定だったけど「電波が悪く発信出来なかった」というケースを想定し、保険をかけてスマホやビデオカメラなどで動画の録画を行いDVDに焼いて見せてあげるという方法です。リモート参列はできませんが、葬儀の様子を伝えることは出来ます。

オンライン葬儀での服装は?

リモートにて参列をしている場合、撮影している側にこちらの様子が映し出される場合は、喪服や黒系の略礼装などを着用することが望ましいです。

確実にこちらの様子が映し出される可能性が無かったり、入院中など場合によってはそのままの服装でも問題ないといえます。

まとめ

特に今はコロナ禍でもあり、参列したくても出来ないという傾向にありますので「リモート葬儀」「オンライン葬儀」での参列はオススメではあります。

しかし、電波状況などのデメリットもありますので、100%生中継出来るとは限りませんが、そういったケースが起こり得ても理解してくれます。後日スマホなどで撮影した動画を見せてあげればよいといえます。

費用面では葬儀社に撮影を依頼すると料金が発生したりしますので、自分たちでセルフ撮影をするとよいでしょう。

フローリーでは撮影は自由でスマートフォン用の三脚を無料で貸し出ししております

一級葬祭ディレクター/中原優仁【記事監修】厚生労働省認定
一級葬祭ディレクター/中原優仁

公開日 2021年9月7日|最終更新日 2024年3月21日

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