【2024年版】家族葬・自宅葬専門フローリー| 直葬・一日葬・二日葬・自宅葬儀に対応。
直葬プラン93,500円(税込)
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葬儀が終わったあとの仏事において「四十九日(しじゅうくにち)」という言葉を聞いた事があること思います。
四十九日は亡くなられた日から49日目をさし、49日までの期間を「中陰(ちゅういん)」と呼んだりもします。その日に法事を行うことから「四十九日法要(しじゅうくにちほうよう)」と呼ばれています。また、中陰が開ける日となることから「満中陰法要(まんちゅういんほうよう)」とも呼ばれます。
法要が終えると忌中から忌明けとなり、普段の生活に戻るというのが一般的(昔ながら)な考えです。
亡くなられてから忌明けまでに7回の法事があります。
こちらを中陰までに行う法事となりますので「中陰法要(ちゅういんほうよう)」と呼びます。中陰法要は7日後ごとに審判を受け最終の審判でどの世界に生まれ変われるかが決まることから四十九日法要は大切な法事となります。
こちらでは法事のマナーや準備について詳しく解説いたします。
本来であれば亡くなられてから49日目に行う法要ですが、昨今では遺族の予定や都合に合わせて行うことが一般的であったりします。
例えば四十九日の予定日が平日となる場合、遺族や他の親戚も集まりにくいということから前倒しの土曜日や日曜日に法要を行うことが多かったりします。四十九日法要だけに関わらず、土日で行う方が多かったりしますので、お坊さんは土日が多忙であったりもします。
しかし、土日であっても四十九日目となる日より後日に行うことはダメであり、それよりも前の先週や先々週などに行うこともあります。
昨今では初七日法要を葬儀式の中に繰り込む「式中初七日法要」という形式が出てきています。満中陰法要についてもお骨上げ後の当日に行う形式も都心部で存在したりしています。
昨今では中陰法要を全て行わず、初七日法要と四十九日法要のみを行うことが一般的になりつつあります。法事に関わらず葬儀においても簡略化が進んでいます。
しっかりと毎週法要を行うことを進めている寺院もありますが、「時代の流れで仕方が無い・・・」と他の中陰法要は遺族でお線香をあげ手を合わせてあげましょうという考えの寺院も多くあったりします。
大切な法要であるため、さまざまな準備が必要です。恥をかかないためにもしっかりと準備をしておきましょう。
人数が少なければ自宅で行うケースが多いです。仏壇があれば横に位牌や遺影・遺骨を安置している祭壇(中陰段)で法要をします。(※浄土真宗の場合は仏壇があれば仏壇に向かってお坊さんが読経します。)
参列者が多い場合、葬儀会館の法事室などを借りて行うケースが多いです。法事室使用料が必要で、葬儀社によっては法事プランを組んでいる場合がありますので確認をしておくのがよいです。また、日時が決まれば早い目に予約を取っておきましょう。ギリギリですと使用できないケースもあったりします。
自宅で四十九日法要を行う場合は仏壇や中陰段の清掃をし綺麗にしてあげましょう。ほこりや目立つ汚れを取る程度で問題ありません。
仏花を新しいものに替え、供花(アレンジメント)やトーローなどを飾り華やかにするケースも多いです。お供え物をいただいたりしていれば祭壇や仏壇の近くに並べて供え、故人様の※好きだった食べ物や飲み物を供えてあげるとなおよいといえます。
昨今では遺族のみで法要を行うケースもありますが、他の親戚や縁の深かった方などを招く場合は遅くとも1週間前くらいまでには連絡しておきましょう。
法要の日時は葬儀の日に決めることもあれば、決まれば後日寺院に連絡することもあります。遺族のみの参列であれば早く決めておいてもよいのですが、他の親戚や知人などの参列がある場合は周りとよく相談し日時を決めることがよいといえます。
服装は地味目の平服でも問題ありませんが、喪服を着用して法事に臨むケースが一般的です。参列される方に確認をし、周りと合わせることがベストだといえます。忘れ物として多いのが数珠になりますので、服のポケットやカバンなどに入れておくことがよいといえます。
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お通夜では通夜振る舞い、葬儀では精進落としを準備しますが、四十九日法要においても食事を準備することがマナーです。しかし、参列者が遺族のみの場合あらたまった食事の場を設けないケースが多いです。
食事内容に決まりはありませんが、自宅や葬儀会館で食事をする場合、お弁当対応や懐石タイプのものが多かったりします。お食事処を予約するケースでも同じような内容ですがコース料理などでも構いません。
特にお店で食事を行う場合は人数によっては早い目の予約が必須となります。予約方法としては「四十九日法要後に食事を準備したい」という旨を伝えれば問題ありません。
場合にもよりますが食事の際に故人様(遺骨や位牌)と一緒に食事を行う「陰膳(かげぜん)」というものもあり、本来故人様のための法要となりますので準備してあげるとなおよいといえます。
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近い親類のみでしたら改まった挨拶は省略でもよいといえますが、遠方から来られた方や久しぶりにお会いする方などが同席の場合は挨拶を考えておいたほうがよいでしょう。
一般的であたりさわりのない定型文でも問題ありませんが、皆様のお力添えのおかげで四十九日を迎えられ無事に法事を終えることができたという感謝の気持ちを込めて行うことが大切です。
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御布施については葬儀の際に渡した中に含まれているケースもありますが、そうでない場合もありますので寺院に確認しておかなければなりません。四十九日法要の御布施の相場は寺院によって異なり、3万円~5万円程度ですが法事後お墓の納骨に同行してもらう場合などは別途必要になる可能性がありますので確認が必須です。
御布施を渡すタイミングは法要前もしくは法要後に渡します。
お坊さんにお茶や茶菓子を出したりすることが一般的な接待方法ですが、葬儀会館で法事を行う場合は基本的に葬儀社スタッフが接待してくれます。挨拶や当日の流れの確認などは寺院の控室で行います。
自宅での法事の場合はお茶と茶菓子を用意しておくとよいでしょう。お気持ちなのでいいものでなくても問題ありません。スーパーでお茶葉を購入(バッグタイプでも可)し、茶菓子は近くの洋菓子屋さんや和菓子屋さんで持ち帰りやすい小さなものを購入すればよいです。
茶菓子は出さないケースも多いのですが、お茶は一般的なマナーとして出すほうがよいです。(コロナ禍よりお茶を飲まない寺院が多かったりするため、ペットボトルのお茶を出すケースもあったりします。)
昨今では香典を辞退するケースが多いのですが、香典をいただいた場合はお返しをします。香典返しや満中陰志などと呼ばれるのですがいただいた金額の半額程度が相場となります。
当日に香典返しを行う「即日返し」という形式もあるのですが、そうでない場合や金額が大きい場合などは法要後の当日にお返しを行いましょう。
というような流れになりますが、納骨やお墓詣りがない場合は法要後食事という流れになります。
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法要後にそのまま納骨に行く場合は前日までにお墓の清掃をし綺麗にしておきましょう。草むしりや墓石に水をかけ綺麗にしてあげます。そして仏花も新しいものを準備しお供えします。
納骨する場合は火葬・埋葬許可証の提示を求められる場合がありますので、お墓の管理者に日時を伝えておくことがよいです。火葬埋葬許可証は火葬後に斎場のスタッフから手渡されますので大切に保管しておきましょう。
参列者も服装のマナーなどは同じですが、お供え物やお金を包んで持って行くケースがありますよね。
お供え物では、
などが一般的であったりします。
お金を包んで持って行く場合は、袋の表書きに「御供」「御仏前」と名前を書き、裏側に金額を記述します。水引は「白×黒」または「黄×白」で問題ありません。コンビニや100均でも購入できます。
金額については関係性にもよります。もしくは以前いただいたことがあればその金額に合わせて同じ金額を包みます。一般的には1万円~3万円程度が相場です。お渡しする際は袱紗(ふくさ)に包んでおくと丁寧といえます。
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こちらでは四十九日法要についてのマナーをご紹介いたしました。
自宅で行うのか葬儀会館で行うかにより準備が若干異なりますが、参列の方や寺院への連絡、食事を行うのであればお店の予約など早い目に行うことを心掛けて準備をしっかりしておきましょう。
そして何より故人様にとっての大切な法要であり、参列者の方への感謝の気持ちも忘れず法事に臨むことが一番重要な心得です。
【記事監修】厚生労働省認定 一級葬祭ディレクター/中原優仁 |
公開日 2024年2月27日|最終更新日 2024年2月28日