【2024年版】家族葬・自宅葬専門フローリー| 直葬・一日葬・二日葬・自宅葬儀に対応。

葬儀の知識

現在、日本全国では家族葬や直葬が主流?|葬儀形態の変化について

はじめに

昨今では日本全国において葬儀の形態が変わりつつあります。

新型コロナウィルス感染症の影響により、今後更に新しい形や葬儀の価値観が変化するとさえ言われています。こちらでは、昭和・平成・令和での葬儀の形態の変化についてご紹介いたします。

一般葬から家族葬へ

一般葬と家族葬の違いはコチラで詳しく書いておりますが、昭和においては「家族葬」という言葉は存在しておらず、平成初期頃から徐々に広まってきた言葉になります。

実家(地元)に住まない方や、仕事で都心部に出る方などで核家族という形態の増加の影響により、近親者のみで葬儀を行う家族葬が広まり、平成中頃~においては家族葬が主流・当たり前になっています。

核家族とは社会における家族の形態の一つ。拡大家族、大家族、複合家族と対になる表現である。 米国の人類学者であるジョージ・マードックが人類に普遍的ですべての家族の基礎的な単位という意味で用い始めた”nuclear family”という用語の和訳であり、夫婦や親子だけで構成される家族のことである。

引用元:ウィキペディア

平成初期では葬祭業に携わっている者の間での言葉でありましたが、今では「家族葬」という言葉を知らない人はいらっしゃいません。

企業(社葬)や芸能人においても家族葬が主流となっています。

流行というものは都心部から始まり、少し遅れて田舎の方へやってくるものですが、現在では岸和田市や貝塚市など泉州地域においても家族葬が当たり前になっております。そして、近親者や縁の深かった友人・知人が参列する家族葬から、本当に家族のみの家族葬になりつつあります。

令和においては、新型コロナウィルス感染症の影響により、近親者や縁の深かった友人・知人をも呼ぶことができない状況にあり、新型コロナウィルスが終息したとしても日本全国全てがコロナ前の家族葬には戻らないんじゃないかと予想されます。

理由としては、

  • 家族だけでも良い葬儀は出来る
  • 参列者が少ない分、祭壇を華やかにする必要が無い
  • 通夜式・告別式の食事を豪華に振舞う必要が無い
  • 一般参列者への返礼品が必要無い

など、費用面が大きいといえます。

葬儀費用は何社か見積もりを行い、比べてみないと「高い」「安い」というのは分からないのですが、昨今ではインターネットで葬儀費用が明確に記述されている会社も増えてきており、価格競争にもなってきております。

「激安」を売りにしている葬儀社は、その分どこかを削らないと運営出来ませんのでサービス面においては不十分な面があるといえますが、そこそこ低価格でサービスが充実している所はたくさんあったりします。

そのため大手葬儀社などは、そういった葬儀社と同じ価格では運営出来ませんので、さまざまな工夫はされているようです。

大手葬儀社は、

  • 会社・会館・式場の維持
  • 人件費
  • 広告・宣伝費
  • 信頼・実績によるブランド力

もあり、中小(零細)企業や新規事業者と同じ価格ということにはいきません。

「安い」=「お客様のニーズ」ではありません。

  • 熱心な営業
  • 大手だから出来ること
  • スタッフの人柄・対応

というのも大きく関係しており、多少高くても「その葬儀社が良い」となります。

中小(零細)企業・個人事業者においては、

  • 大手企業よりは費用を勉強できる
  • マニュアルが無くお客様に、より向き合える
  • フットワークの軽さ

などがあり、大手葬儀社にしか出来ないこと、中小・個人事業者にしかできないことがありますので、どれを選ぶかはお客様の好みとなります。

スタッフの人柄や対応においては、大手だから良い・個人事業者だから悪いなどは関係無く、平等な部分だといえます。

家族葬を自宅(家)で行う?

今後更に家族のみ(少人数)の葬儀が増加すると仮定すれば、葬儀会館でお葬式をする必要が無くなります。

式場使用料・会館使用料が無駄になるからです。

自社会館を構えている葬儀社は、お客様が会館を使用する際は、その分費用を回収しなくてはなりません。

「式場使用料無料」というのはうたい文句で、経費を計算しプラン料金に含んでいます。

しかし、自宅で葬儀を行うとなると気になるのが、

  • 近所の目
  • 部屋の片づけ・清掃
  • 葬儀を行う部屋のスペース

を気にされている方が多くいらっしゃいます。

近所の目

鯨幕

唱和時代では、クジラの色と似ていることから、鯨幕(くじらまく)と呼ばれる白黒の幕が家の周りに張り巡らされ、一目で葬儀を行っている事が分かり、

葬儀看板

名木(めいき)と呼ばれる木の看板などが立てられており、受付を行うためテントを張られたりしておりましたが、昨今の自宅での葬儀では、こういったものは行わないことがほとんどです。

これらは、近所や周りに葬儀を行っていることを知らせるものであり、家族葬で周りに知らせる必要が無ければ行う必要がありません。

周りから見て葬儀を行っているのが全く分からないのか?といえば、そうではありませんが昔に比べれば大掛かりな飾りつけを行わないのが当たり前になっています。

葬儀を行っていると分からない方が多いのですが、ピンとくる方は少なからずいらっしゃいます。霊柩車においても屋根のついた車両はほとんど見かけなく、外観から霊柩車とは分かりません。

部屋の片づけ・清掃

自宅での葬儀が主流の時代は、家が葬儀会館となっておりましたので、部屋の清掃・片付けが大変でありました。

家の中には白い幕が張り巡らされていましたが、近年の家族のみの自宅葬では大掛かりな片付けは必要ありません。

  • お棺を安置するスペースの確保
  • 玄関から葬儀場所までの通路の確保

程度で問題はありませんが、家族以外の親戚や友人・知人が参列する場合は掃除機を当てる・ホコリを除去する程度で葬儀を行うことが多いです。

場合によっては幕一枚を張ったりしますが、「極力、仰々しく行いたくない」「普段通りの生活空間で見送りたい」という方が多くいらっしゃいますので、このような形態になっております。

葬儀を行う部屋のスペース

自宅で葬儀を行うとなると、

「部屋が広く無いとお葬式が出来ない・・・」

というイメージがあるかと思います。

実際、そんなことはありません。

お棺の大きさはせいぜい、全長180cm、奥行き45cm、高さ40cm程度のものとなり、部屋に納まらないことはありません。

自宅の構造により、お棺が回らない・部屋に入れることが出来ない場合は、お布団での安置のままお葬式を行い、出棺時に玄関内で納棺を行い出棺します。

部屋の広さやスペースは関係なく葬儀は行えます。

近年の自宅での葬儀はデメリットもありますが、メリットも大きいです。
  • 葬儀費用を抑えることが出来る
  • 葬儀会館までの移動が必要無い
  • 故人様と最期の時間をゆっくりと過ごせる
  • 仰々しく飾る必要が無い

ということから、これから先は増加すると予想されます。

葬儀の流れは、葬儀会館と自宅ではほとんど同じになります。

直葬が増えてきている理由

家族葬という言葉の次に耳にするのが直葬です。

宗教者(お寺様など)を呼ばず、通夜式・葬儀告別式において決まった儀式を行わず、家族だけでお別れを行い出棺します。

実家は〇〇宗〇〇派だけど、今後宗教者との付き合いを望んでいないという方が多くいらっしゃって、無宗教がどんどん増加していくと予想されます。

  • 宗教意識・価値観の低下
  • 費用がかかる
  • 自分自身、宗教に興味がない

という理由が大きいです。

宗教に関することは、人それぞれの価値観となりますので、実家が宗教を重んじているからそれに従うという方も多いのですが、自身が興味ないので宗教を重んじない・信仰しないという方もたくさんいらっしゃいます。

直葬という形式が増加しているのは、このような考えが増加していることからだといえます。

そして、実家が〇〇宗〇〇派だけど、その宗教者との付き合いが無いから、その宗旨の宗教者を紹介して欲しいという方や、宗教には全く興味が無いけどお寺さんを呼んで葬儀を行いたいという方もいらっしゃいます。

近年ではどの葬儀社においても「安い御布施で宗教者を紹介」というシステムを取り入れている所が多いので、そういった需要も増加傾向にあります。

費用を抑えたいという考えもありますが、極端な宗教離れが深刻化しているのが現状です。

お寺さまをご紹介

坊主丸儲けという言葉がありますが、現在では坊主は儲からないという時代になっており、宗教従事者も厳しい時代になっております。

葬儀後における変化

「墓じまい」「永代供養」「散骨」という言葉を良く耳にしますよね。

お墓が当たり前の時代から、お墓を解体するのが当たり前な時代になり、永代供養というお寺様が供養(お墓参り)してくれる形態になっています。

更に新しいカタチでは、

など、形に残すのではなく、自然に還す埋葬方法の需要も増加しております。

墓じまい

お墓参りに行けない

矢印

供養をお寺様に任せる(永代供養)

矢印

お墓はいらない(墓じまい)

お墓の建立は大きな費用がかかりますし、維持費もかかります。そして、地元を出て他方に家を建て永住となると、地元にあるお墓参りが中々できません。

散骨

宗教に興味が無い

矢印

考え的にお墓でも永代供養でも無い

矢印

自然に還す散骨が良い

今や散骨はブームでもありますので人気急上昇ですが、今の所は散骨に対しての規制や法律は無く、節度を持った散骨は問題ありませんが、今後散骨の需要がどんどん増えていくと新たな法律や規制がかかる可能性もあります。

葬儀費用の低価格化

上記にも書きましたが、葬儀費用の低価格競争もあり、限界値はあれど令和に入ってから平成に比べ単価が下がっています。

今が価格競争のピークではないかと思います。

現在では価格が高いのは大手、価格が安いのもインターネットで葬儀社紹介・仲介業者の大手となっていますので、中間の企業は肩身が狭い状況にあります。

個人事業で葬儀を行っている場合は「資本」の問題で、広告・宣伝が出来ないなどにより、

【コストパフォーマンスが良いのに世に知られない】

という状況になってきます。

葬儀紹介業者、いわゆる葬儀ブローカーが勢いを増しており、中小(零細)企業は仕方なくそこに加盟しているケースも多かったりします。地元に愛されている葬儀社はそこまで影響が無いケースもあります。

そうなると、

葬儀市場で大手企業・地元の老舗が独占

矢印

お客様の選択肢が減少

矢印

そこで行うしかない

となり、一般的には単価が一度下がってしまえば、元の金額に戻す(料金値上げ)というのは難しいのですが、市場を独占・ライバルを減らせば自由に業務を行えます。

極端にいえば、値上げしても問題ないということになります。

しかし、

  • コストパフォーマンスの良さ
  • フットワークの軽さ
  • 業務的ではない対応

が出来るのは、私たち中小(零細)企業・個人事業の特徴であるということは知っておいてもらいたいものです。

フローリーの家族葬»家族葬・自宅葬9.35万円(税込)~

まとめ

こちらでは日本全国においての葬儀形態の変化についてご紹介致しました。

これらの変化は、「宗教意識の低下」「葬儀に対する価値観の低下」「費用面」が大きく影響しており、近年では新型コロナウィルス感染症の影響も大きく関係しております。

コロナウィルスが終息したとしても、元には戻らないと予想できます。

葬儀・家族葬は費用をかけなくても人を呼ばなくても、家族にとっては「良い葬儀」「満足のいく葬儀」が出来るということが証明されたからです。

フローリーは大手には敵いませんが、大手には出来ないサービスの提供を行っております。

お客様のご指導・御鞭撻、応援をお願い申し上げます。

公開日 2021年10月13日|最終更新日 2022年1月29日

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